さて、「今日の一言メモ」第543回です。
「肝胆相照らす」
「肝胆相照らす」(かんたんあいてらす)とは、互いに心の底まで打ち明けて、親しく交際することの例えです。
『故事成語考・朋友賓主』に「肝胆相照らす、斯れを腹心の友と為す」とあるのに基づきます。
「肝胆」は、肝臓と胆嚢のことで、どちらも生命を支える大事な臓器であることから、転じて「心の奥底」「真実の心」という意味になりました。「照らす」は「知り合う」ということです。互いに心の中まで打ち明けて、理解し合い、親しく付き合うことを指しています。
気の置けない友人のありがたさ
世の悩みの多くは、人間関係といいます。社会生活を営む上で、自分の好きな人とだけ接することはできません。
特に、仕事をする上では、必要に迫られて色んな人と接していかなければならないですよね。会社などの組織に属していれば、上司・先輩・同僚・後輩など、社内だけでも様々な立場・利害関係の中で過ごしていかなければなりません(僕は、そこから脱出すべく独立起業したのですが……)。
家庭人であれば、親として、配偶者として、時には子として、色々気を遣うこともあるでしょう。
そんな時に接する学生時代の友人など、気の置けない友人は、とてもありがたい存在です。何より利害関係がなく、あの頃のブラックな(お茶目な)経験を共有しているので、会えば一瞬で昔に戻ってバカ話ができる……なんとホッとできる瞬間でしょう。
僕にもそんな友人がいます。高校 (男子校) 3年生の時に、同じクラスになった5名と出会ってから、もう半世紀近くが経過しています。
卒業してからも、なんだかんだと付き合いは続き、最近では年2回、「暴飲爆食ツアー」と称して旅に出て、美味しいお料理に舌鼓を打ち、美酒に酔いしれています。
今年はコロナ禍のせいで、春のツアーは中止しにしましたが、年内に再開できるといいと思っています。まあ、このツアーに元気で参加できるよう頑張って仕事して稼いでいるといってもいいかもしれません。
それぞれ、還暦を過ぎて4〜5年経ち、前期高齢者に仲間入りしたり、これからするわけですが、これからも1年でも長く全員揃ってツアーを楽しみたいものです。そのためには、健康に留意しなければいけませんね。でも、そのうち車椅子で参加するようになったりして……w
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
・・・・・・・・・・・・
(2020.9.27記)