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さて、「今日の一言メモ」第557回です。
「石に立つ矢」
「石に立つ矢」とは、どんなことでも、必死になって行えば必ずできるということの例えです。
『韓詩外伝』の楚の熊渠子や、『史記(李広伝)』の李広という勇将が、大石を見誤って虎だと思って弓を射ったところ、立つはずのない矢が石に突き刺さったという故事からこう言われています。
必死になる瞬間は
「火事場の馬鹿力」と言うように、生きるか死ぬかの瞬間になると人間は信じられないほどの力を発揮すると言います。真に集中力が発揮されると、ふだんの何十倍もの力が漲るのでしょうか。
また、「ほとんど、あるいはすべての人間は脳の10%かそれ以下の割合しか使っていない」という長く語り継がれている都市伝説があります。科学的根拠はないようですが、そう言われればそうかも、と思ってしまいます。(Wikipedia参照)
これまで生きてきて、生きるか死ぬかの切羽詰まった瞬間がないので分かりませんが、普段発揮できないような力を発揮することは想像できます。
そして、そんな馬鹿力の数分の一でいいから、普段発揮することができたらいいのに、と思います。
普段、必死になっているのはなんのためか
火事場のような究極のシチュエーションではない普段の生活の中で、それなりに必死?一生懸命になることはありますよね。僕の場合、それはどんな時なのかと考えると、以下のような人生の終わり方を実現するために必要なことをやろうとしている時です。
好きでたまらないことをやり遂げた『人生の成功者』として
幸せに、そして静かに102歳で人生の幕を閉じる
そして、この遠大な目標を設定したのはもう7年以上前になるのですが、ベースになったのはボブ・ディランの次の言葉です。
朝起きて夜寝るまでの間に、自分が本当に
したいことをしていれば、その人は成功者だ
A man is a success if he gets up in the morning and
gets to bed at night, and in between he does what he wants to do.
僕の世代では、ボブ・ディランは青春時代から慣れ親しんだミュージシャンです。1941年5月24日生まれの79歳、1962年のレコードデビュー以来、半世紀以上にわたり多大なる影響を人々に与えてきました。(Wikipedia参照)
4年前には、ミュージシャンとして史上初めてノーベル文学賞を受賞しました。選考委員会のスウェーデン・アカデミーは、受賞理由を「大いなるアメリカの歌の伝統の中で、新たな詩的表現を生み出してきたことに対して」としています。
そして、ボブ・ディランは数々の名言を残しています。(例えばこちらのサイト参照) これらの名言も世界中の人々に大きな影響を与えています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.10.14記)