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さて、「今日の一言メモ」第565回です。
「長い物には巻かれろ」
「長い物には巻かれろ」とは、力のある者には従ったほうが得策であるという例えです。自分の手に負えないほど長いものには、逆っても無駄だからおとなしく従ってしまったほうがいいということです。
英語では、次のように表現するそうです。
It is no medding with our betters.
(目上の人々と争うことはできない)
Kings have long arms and have eyes and ears.
(王には長い腕があり、目も耳もある)
長い物に巻かれる期間も必要
組織に属している人なら、上役から納得のいかない、あるいは得策と思えない指示命令を受けたことなど、ざらにあるでしょう。
そうした時に、すぐその場で意見をしたり別の案を提示したりすることはよいと思いますが、逆らったり反抗的な態度をとることは得策とは思えません。
結果として、その上役の指示命令がまっとうなものかもしれませんし、やはり得策ではなかったことが判明するかもしれません。
いずれにしても、まだ経験が十分でない時期は上役の指示命令にしたがう(長い物に巻かれておく)ことも必要だと思うのです。
ずっと長い物に巻かれ続けるのも考え物
組織の中で経験を積み、いずれ組織の長と直接接するようになった時に、ただ唯々諾々と従うようでは困るでしょう。イエスマンでは、その組織にいる価値がありません。
組織の長に対して異なる意見があるときは、「おっしゃる方法もよいと思いますが、別の角度から考えるとこういうアプローチもあるのではないでしょうか?」とやんわり別の選択肢を示すのがよいでしょう。
その提案が受け入れられず組織の長の命令にしたがったとしても、それは単に長い物に巻かれたわけではなくなります。そして、そうした行動を続けていれば、意見を取り入れてくれることもあるでしょう。
そうした意見をよく考えもせずに却下するような組織の長なのであれば、それは静かに組織から去っていけばいいのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.10.22記)