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【今日の一言メモ】・・・変えられることを変える勇気と、変えられないものを受容する冷静さを持ち、この二つを見分ける知恵を磨く

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(画像出典元はこちら

さて、「今日の一言メモ」第575回です。

「挨拶は時の氏神」

「挨拶は時の氏神」とは、喧嘩や争いごとの際に仲裁してくれる人がいたら、それに従うのがよいという意味です。

ここでいう「挨拶」とは、争いの間に立って仲裁することを指しています。「氏神」とは、祖先をまつった神のことで、争いが起きた時に仲裁してくれる人は、氏神様のようにありがたい存在なので、その仲裁には従い、早くおさめよという意味になります。

「ニーバーの祈り」

氏神は、日本において、同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神のことです。同じ氏神の周辺に住み、その神を信仰する者同士を氏子といいます。現在では、鎮守ともほぼ同じ意味で使われることが多いそうです。

欧米で神というと、一般的にはイエス・キリストを指すのでしょう。そしてキリストと聞いて思い出すのが、キリスト教の祈りの一つ「ニーバーの祈り (英語 : Serenity Prayer)」です。

この祈りについては、このブログでも何度かご紹介しています。serenityの日本語の訳語から「平静の祈り」、「静穏の祈り」とも呼ばれているそうです。

その内容は、以下の通りです。(こちらのサイト参照)

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

Reinhold Niebuhr

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

日本語訳(翻訳者:大木英夫)

変えることができることを変える勇気、変えられないものを受け入れる冷静さ、そしてこの二つを見分ける知恵が大事、という内容は、この祈りを読んだ瞬間、胃の腑にストンと落ち、納得するものでした。

他人と過去は変えられない

カナダ出身の精神科医、エリック・バーン氏の名言は有名です。

You cannot change others or the past.
You can change yourself and the future.

他人と過去は変えられない。
でも、自分自身と未来は変えられる。

他人に影響を与えることはできても、変えることはできません。他人の思考や行動を変えようと無理をすると、そこには摩擦が生じます。

過去に起きた事実、悪い結果が出たことなどを遡って変えることはできません。ドラえもんが過去に連れていってくれれば別ですが……。でも、過去の事実について解釈を変えることはできます。いつまでも悔いを残して過ごすのではなく、そこからの学びを得て生きていくように。

なので、知恵を磨いて物事を見極め、変えることができないことは冷静に受け入れ、変えられることには果敢に取り組んでいく勇気を持って前に進んでいきたいと思います。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!

・・・・・・・・・・・・
(2020.11.2記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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