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さて、「今日の一言メモ」第589回です。
「口は災いの元」
「口は災いの元」とは、不用意な発言は自分自身に災いを招く結果になるから、言葉は十分に慎むべきだという戒めです。
不用意な発言は身を滅ぼす要因となることもあり、言葉が自らに災難をもたらすことも多いから、うかつに言葉を発するべきではないということです。
『古今事文類集・後集』に「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり(うかつなことを言うと禍が起きる、舌は槍よりも多く身を傷つける)」とあるのに基づくそうです。
「ミッキーマウスの誕生日」
今日11月18日は「ミッキーマウスの誕生日」だそうです。1928年 (昭和3年) のスクリーンデビューから、今年で92年目を迎えたミッキーマウスです。
ミッキーマウスが誕生した経緯については、ディズニー公式サイトで下記のように説明されています。
ミッキーマウスは1928年の初め、ニューヨークからロサンゼルスまでの列車の中で、当時まだ26歳の映画プロデューサーだったウォルト・ディズニーの想像から生まれたキャラクターです。
ウォルトは大きな丸い耳をした元気な小さなネズミを思い付き、はじめ「モーティマー」という名前を付けたのですが、ウォルトの妻、リリアンの提案により「ミッキー」と名付けられました。
1928年11月18日に公開された、ミッキーが主人公の、世界初の短編トーキーアニメーション『蒸気船ウィリー』は大成功を収め、その後次々とミッキーの映画が作られていきました。
このデビュー作の公開日が、ミッキーマウスの誕生日とされているわけです。
ミッキーマウスがペラペラしゃべっていたら
ミッキーは、普段ディズニーランドなどのイベントでは動作だけで無口です。映画ではしゃべってましたっけ?
誕生から92年を経た今でも人気者なのは、そのキャラクターの愛らしさと共に寡黙なことも一因かもしれません。ミッキーがペラペラしゃべっていたら、つい口を滑らせてうっかり発言をしていたかもしれません。(笑)
そういえば、昭和の時代に流れていたビールのCMに「男は黙って……」というセリフがありました。家庭では頑固オヤジが「飯、風呂、寝る」くらいしかしゃべっていなかった時代です。
でも、今は理解を得るために言葉を尽くすことが当たり前の時代になりました。寡黙さは美徳ではなく、理解されにくさに繋がっています。
そして、つい口が滑ると後の修復が大変です。さらに言葉を尽くす羽目に陥ります。
というわけで、「男は黙って……」と寡黙が美徳とされていた時代を、つい懐かしく思うのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.11.18記)