(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第593回です。
「隠れての信は顕れての徳」
「隠れての信は顕れての徳」とは、今は知られなくとも内に誠意があれば、いつかその徳が外にあらわれるとする仏教の教えです。
誰が見ていようといまいと、真面目に生きて戦う人には、必ず福の花が咲くという原理を示しているのです。
自分が、どう考え、どう行動してきたかは、自身の生き方に厳然と刻み残されているので、どこまでも真面目に、誠実さを貫いた人が、絶対に最後は勝つとされています。
「新嘗祭 」
今日11月23日は勤労感謝の日ですが、1947年までは「新嘗祭 」(にいなめさい)という祝日でした。
新嘗際とは、天皇陛下が宮中神嘉殿において新穀を皇祖はじめ神々にお供えになり、神恩を感謝された後、陛下自らもお召し上がりになる祭典です。
宮中恒例祭典の中で最も重要なものとされていて、天皇陛下自らご栽培になった新穀もお供えになるそうです。(こちらのサイト参照)
今年の収穫への感謝は、すべての源
英語には、次の表現があるそうです。
He that sows good seed shall reap good corn.
(良い種を撒く者は、良い麦を収穫する)
誰にも見られていなくても、今年の収穫に心から感謝するのは、人として生きる上でもっとも大切にすべき一つかもしれません。
僕が通っていた私立小学校では、昼食の時「神さま、お百姓さま、お父さま、お母さま、ありがとうございます!いただきます!」と唱和し、手を合わせてから頂いていました。(もう半世紀以上も昔のことですが…(^^; )
今でも「いただきます!」と言ってから食べていますが、年々感謝の念が薄れているかもしれません。
天皇陛下は、この日に初めてその年の新米を口にするということです。8月、9月のうちに西日本から届く新米をさっさと美味しく頂いている我が身を反省し、改めて今年の収穫への感謝の念を新たにして過ごしていきたいと思います。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
・・・・・・・・・・・・
(2020.11.23記)