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【送り盆】・・・迎え盆にお迎えしたご先祖様の霊をあの世へ送り届ける大切な日

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「京に田舎あり」

「京に田舎あり」とは、にぎやかな都会の中でも、まだひらけていない田舎めいた場所や、古い習慣が残っているという意味です。

「京」は都、都会を表します。『上方 (京都) いろはかるた』の一つで、このあとに「田舎に京あり」と続くそうです。

僕がまだ30歳の頃、以前勤めていた会社の京都支店で汗水たらして働いていましたが、市内から車で10分も走れば田園風景が広がるところに行けましたね。東京だと、なかなかそうはいきませんが……。

京都五山の送り火

京都といえば今日8月16日は、規模が縮小された上で例年通り京都五山の送り火が催行されます。京の夏の夜空を焦がす伝統行事である五山の送り火は、葵祭祇園祭時代祭とともに京都四大行事の一つとされています。

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五山の送り火は、お精霊 (しょらい) さんと呼ばれる死者の霊を、あの世へ送り届ける大事な行事です。

京都では送り火が終わると、秋に向けた準備が本格化します。これも四季折々の行事を大切に受け継いできた歴史でしょう。

送り盆の日に、ご先祖様の霊を見送る

8月は、広島平和記念日、長崎原爆の日、日航ジャンボ機墜落事故の日、そして終戦記念日と亡くなられた多くの方々の慰霊と鎮魂の祈りを捧げる日が続きました。

そして、多くの震災で亡くなられた方々の霊も、このお盆にお迎えしたことでしょう。今日はその霊をあの世にお送りする日です。

小さい頃は、お盆に一斉に夏休みをとって帰省するため大渋滞になるのが不思議でしょうがありませんでした。交代で休んで帰省すればラッシュもなくなるのに……と思ったものです。

僕の実家は親子三代東京出身だったので、帰省する田舎がありませんでした。友達がみんな田舎に行ってしまうので、なんで我が家は田舎に行かないのか不思議に思って母親に聞いたことがあります。

そしたら母親が「あなたの田舎はここだから、わざわざ遠くに行くことはないのよ。」と言ったのです。当時の僕は理解できませんでした。田舎とは遠いところにあるところだ、と思い込んでいたので母親に嘘をつかれたと思ったのです。

そして、我が家は田舎に帰るお金もないほど貧乏なのか、田舎の人と喧嘩して足を踏み入れることができないのだろう、と想像したのです。

そんな思い出のあるお盆ですが、ご先祖様がいてくれて今の自分がいるのですから、丁重に手を合わせてお見送りしたいと思います。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2021.8.16記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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