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さて、「今日の一言メモ」第772回です。
「足下から鳥が立つ」
「足下(あしもと)から鳥が立つ」とは、身近なところで意外なことが突然起きることや、急に思い立って慌しく行動を起こすことを指します。
鳥は巣の中にいるとき、人が近づいてもなかなか飛び立たないものですが、ごく近くまで寄っていくと踏みつぶされると思い、急に飛び立つものです。その羽音に人間のほうが驚いてしまう様子から、この表現になりました。
うろたえて、思考停止にならない
世に「寝耳に水」や「藪から棒」のように、突然何かが勃発する様子を表す言葉があります。そして、往々にして「肝を冷やす」(危険を感じてぞっとする、ヒヤッとする)ことになります。
最近の自然災害の発生頻度を見れば、いつ首都直下地震や南海トラフ地震が起きても不思議ではありません。
いつ何時そんな事態が起きるか、事前に予測することは科学が進歩した現在でも困難です。でも、事前に覚悟を決めておくだけで、そのときになって「どうしよう、どうしよう……」とうろたえることなく、冷静に対処できるはずです。
常に程良い緊張感を保っておく
昨日までの延長線上に明日があるのではなく、「一寸先は闇」と心得て程良い緊張感を保っておくことが必要でしょう。「気をつけ」の姿勢から「休め」の姿勢になるように、全身脱力するのではなく、程良く力を抜く感じですね。
そして、何か事が起こったら、その正体を見極め、どう対応するのが一番良いか、冷静沈着に判断したいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.8.21記)