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さて、「今日の一言メモ」第778回です。
「恩を仇で返す」
「恩を仇で返す」(おんをあだでかえす)とは、恩を受けた人に対して、感謝するどころか害を加えるような仕打ちをすることです。
恩を受けたなら感謝こそすべきなのに、それどころか相手にとって害になるようなことをするという、とんでもない行いを指します。「仇」とは、ひどい仕打ちや恨みという意味です。
受けた恩は仇で返さず石に刻み、かけた情けは水に流す
若い頃、先輩にご馳走になった時に、お礼を言うと「お前がいつか歳を取ったら、若い奴にご馳走してやれ。俺たちもそうしてもらってきたのだから。」と言われた記憶は、きっと多くの方がお持ちでしょう。後輩にご馳走する立場になったとき、いつもその言葉を思い出します。
「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」
僕の座右の銘は、2つありますが、この言葉は2013年に加わった2つ目のものです。もともとは長野県上田市塩田にある「前山寺」(ぜんさんじ)というお寺にある石碑に刻まれた言葉だそうです。
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人間誰かのお役に立ちたいと思う一方で、そのことを恩義に感じて欲しい、感謝して欲しい、という見返りを求める気持ちがどこかにあります。そんな気持ちを諌める座右の銘です。
そして、自分の人生を振り返ると、実に多くの方々に恩を授けて頂きました。でも、そんなことは忘却の彼方にしてしまいそうな自分がいます。石に刻むがごとく、きちんと記憶に刻んでおくことが大切ですね。
そして、受けた恩義を別の形で、若い方々にお返ししていくのが務めだと思い、日々過ごしています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.8.28記)