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さて、「今日の一言メモ」第779回です。
「温故知新」
「温故知新」(おんこちしん)とは、昔のことをよく学び、そこから新しい知識や道理を得ること、また、過去の事柄を研究して、現在の事態に対処するという意味です。
孔子が先生の資格として述べた言葉で、『論語・為政』にある「故きを温ねて新しきを知らねば、以て師と為るべし」とあるのに基づくそうです。
先人の知恵から学び、新たな知識を得る
現代は、IoTやAIなどのアルファベット略語が、端的に科学技術の進歩を表すようになりました。
IoT・・・Internet of Things (物同士がインターネットで繋がる)
AI・・・Artificial Intelligence (人工知能)
ただ、テクノロジーがいかに進歩しても、それを使いこなすのは人間です。そして、人は様々な知恵を先人から受け継いできており、適切にそれを活用することが必要です。
そして、そうした知恵は、科学技術の進歩に支えられて更に進化・深化させることが可能です。孔子の時代には、考えられなかった知恵のコラボレーションが、インターネットを通じて可能になりました。
孔子の時代には得られなかった膨大なデータを収集し、「富岳」などのスーパーコンピュータを用いたビッグデータのAI解析による仮説検証も可能です。
そんな科学技術の進歩を生かすも殺すも人間次第、「温故知新」で謙虚に取り組んでいきたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.8.29記)