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さて、「今日の一言メモ」第847回です。
日経平均株価最高値の日
今日12月29日は今から32年前、1989年の東京証券取引所大納会で、日経平均株価が算出開始以来の最高値(ザラ場38,957.44円、終値38,915.87円)を記録した日です。
時はあたかも、あのバブル景気が絶頂期を迎えようとしていました。しかし、その後バブル景気は崩壊し、株価も急激に下落することになります。投資家にとっては一喜一憂するジェットコースターのような日々だったでしょう。
「禍福は糾える(あざなえる)縄の如し」
災いが福になり、福が災いのもとになったりして、この世の幸不幸は縄をより合わせたように表裏をなすものであるという意味です。
中国前漢の武帝の時代に、司馬遷によって編纂された中国の歴史書である「史記‐南越伝」にある「因レ禍為レ福、成敗之転、譬若二糾纏一」が出典となっています。
不幸を非常態ではなく常態の一部と捉える
幸不幸が表裏一体であるならば、不幸が訪れても一々嘆いてはいられません。幸があれば、同じくらい不幸もあると割り切り、不幸を非常態ではなく常態と捉える思考の転換が必要でしょう。
そして、幸不幸が半々であれば御の字、もし幸が少しでも上回っていればラッキーといえるでしょう。不幸が訪れても「よし、来たか。受けて立とうじゃないか。」と逃げずに立ち向かえばいいのです。
どんな不幸でも「死ぬこと以外かすり傷」と思うことができるといいですね。不幸の程度もあると思いますが……。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.12.29記)