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さて、「今日の一言メモ」第854回です。
「クイズの日、とんちの日」
今日1月9日は「クイズの日、とんちの日」だそうです。「いっ(1)きゅう(9)」の日付語呂合わせで、とんちで有名な一休さんを表し、そこからこの記念日になったのです。
一休さんは、室町時代の臨済宗の僧 である一休宗純の愛称だそうです。僕はアニメのイメージが強いですね。一休さんのとんちで有名なのは、「屏風の虎退治」でしょうか。足利義満が一休さんに出した問題です。
問題 :「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」
さて、一休さんはどう答えたのでしょうか。
答 :「では捕まえますから、虎を屏風絵から出して下さい」と一休さんは切り返したのでした。
西洋のエスニックジョーク
一休さんのとんちに対して、西洋のエスニックジョークと呼ばれるジョークがあります。いろんなお国柄、民族性を表していて、結構お気に入りです。代表的なものは以下の通りです。
様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?
アメリカ人「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」
日本人「みなさん飛び込んでますよ」
イギリス人「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」
ドイツ人「規則ですから飛び込んでください」
ロシア人(海の方を指して)「あっちにウォッカが流れていってますよ」
イタリア人「海で美女が泳いでます」
フランス人「決して海には飛び込まないでください」
中国人「おいしい食材が泳いでますよ」
韓国人「日本人はもう飛び込んでますよ」
少々ブラックジョーク的でもありますが、ある意味言い得て妙です。
日本人の場合は、一昔前に流行った「赤信号みんなで渡れば恐くない」という言い方に通じるところがあって、つい苦笑いしてしまいます。
同調圧力のいい面と悪い面
日本人の同調圧力の強さは、元々が農耕民族だったからでしょう。皆で協力して農作物を育て、不作の年はお互いに助け合って過ごしていく、という文化があり、必然的に皆と同じ方向を見て、同じ考え方をするようになったからだと思います。
そこで勝手なことをすれば、村八分にされて生きていくことすら困難になったことでしょう。そうした国民性が綿々と引き継がれ、第二次世界大戦終戦後の焼け野原から高度成長期に向けて、大量生産大量消費の世の中で、真面目で勤勉に働く特性により一億総中流社会と呼ばれる同質性を持った社会が形成されたのだと考えています。
去年からのコロナ禍でも、最初は感染対策の足並みが揃いませんでしたが、今はほぼ全員がマスクをし、ソーシャルディスタンスを保ち、3密を避けるようになったと思います。これも他の国では見られない同調圧力の強さがいい方向に働いたからだと思います。
今年も同調圧力の内容を見極めて対応する
日本人は昔から世間体、近所の目を気にする傾向が強いのではないでしょうか。他人の目は「自分を縛る鎖」ともいいます。
小さい頃、親に「そんなことは世間体が悪い」「ご近所に何を言われるか分からないから、おやめなさい」などと注意された人も多いかもしれません。
そうした中で育つと、見てくれを気にして、見栄を張るような人間になりそうです。また、周りの期待を過度に実現しようと、自分を見失うかもしれません。
そんな世間体を気にしたり、見栄を張るようなことは、自分が自由に生きて行くには不要なものです。去年は、そうした余計なものを極力排して生きることに努力しました。
それは、今年も変わりません。周囲からの同調圧力の内容を見極め、それが自分にとってプラスにならないのであれば、気にせずにやり過ごしていきたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.9記)