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閑話休題。
「猫の日」
今日2月22日は「猫の日」だそうです。猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」の語呂合わせで決められた日で、猫の日制定委員会が1987年(昭和62年)に制定しました。
そして、今年は2022年ですから、「2022.2.22」とさらに2が並ぶことになります。2時22分22秒や22時22分22秒を狙って、スマホでスクリーンショットを撮る人がいっぱいいそうですね。
いろんなパーツが組み合わさること
数字の「2」は、それだけでは単なる数値ですが、3つ組み合わさると「ニャン・ニャン・ニャン」という猫の鳴き声を連想させるというのは、考えてみれば面白いことです。
このようにパーツが組み合わさると、一定の意味を持つようになるということで思い出したのは脳科学者の茂木健一郎さんの以下の言葉です。
「人間の脳のネットワークを考えると、1つの能力自体が分散した脳のネットワークの働きによって支えられています。
もともと脳の中にある能力を支えるモジュールが単独で存在しているわけではなく、それ自体が膨大な裾野を持っているとも言えます。
ですから、その裾野自体を底上げするためには、どうしても総合的な力の強化が必要です」
足し算ではなく掛け算
日本人ノーベル賞受賞第1号となった湯川秀樹博士は、子供の頃から論語を読むといった教育を徹底して受けていたそうです。
また、陸上競技男子400m走の日本記録保持者で五輪ファイナリストであり、現在、陸上競技のコーチである高野進さんは「ただ足が速いだけじゃダメだ。陸上は総合的な人間力の勝負だ」と、現役の選手を指導しているそうです。
物理学に秀でている、突出して足が速い、という能力だけでは、ノーベル賞を受賞したりオリンピックに出場したりすることはできなかったのでしょう。
目に見えない根本的なところで、色々な基礎となるパーツがネットワークとして結び付くことで、強固な地盤が形成され、底上げされたその地盤に立つ突出した能力が遙かなる高みに連れていってくれるというわけです。
いわば、基礎となるパーツが増えるほど、それぞれの足し算ではなく掛け算で地盤が強化されると考えてもいいでしょう。
私たちも、自分たちの仕事や生活に一見無縁と思えることでも、興味を持ったら、排除せずそれらに取り組んでみることが大切だと思いました。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.2.22記)