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さて、『今日の一言メモ』第872回です。
「万国博デー」
今日3月15日は、今から52年前の1970年(昭和45年)に「日本万国博覧会」(大阪万博)が開幕した日です。そして、この日は「万国博デー」になりました。
大阪万博は、アジア初かつ日本で最初の国際博覧会でした。日本では、1964年(昭和39年)の東京オリンピック以来の国家プロジェクトであり、多くの企業・研究者・建築家・芸術家らが、パビリオン建設や映像・音響などのイベント制作・展示物制作に起用されました。
僕は、この時中学3年生で、ちょうど父親が大阪に単身赴任しており、夏休みを利用して見に行きました。大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でしたが、あまりの人の多さ、各パビリオンに並ぶ行列の長さに「人類の辛抱と長蛇」と揶揄されたことを鮮明に記憶しています。
そして3年後の2025年、大阪で2度目の万博が行われます。(こちらのサイト参照)
故・岡本太郎氏が制作した「太陽の塔」
この万博で有名になったのが、故・岡本太郎氏が制作した、大阪万博のテーマ館のシンボル「太陽の塔」です。(こちらのサイト参照)
未来を表す上部の黄金の顔、現在を表す正面胴体部の太陽の顔、過去を表す背面に描かれた黒い太陽の3つの顔を持っていました。
岡本太郎氏は、その強烈な個性で批判されることも多かったと記憶していますが、それだけ多くの人に影響を与えた人でもありました。
特にこちらの本に登場する、次の言葉は有名です。
「安全な道をとるか、危険な道をとるか。迷ったら、危険な道を選べ」
人間歳をとればとるほど、リスクを恐れ、保守的に生きようとしがちです。それまでに築き上げてきたものを失うかもしれない、という恐れもあるでしょう。
失敗してみじめな思いをしたくない、という気持ちもあるかもしれません。それ以上に気になるのが、世間の目や他人から指される後ろ指かもしれません。
「いい歳をして、みっともない」「あんなことをして、失敗したらどうするのか」・・・そんな言葉が頭をよぎるのが、目に浮かびます。実際、僕がそうでしたから。
自由に生きるには、人の言うことなんて聞かないこと
でも、あるときからそんな自分を縛る鎖を解き放ち、他人から後ろ指を指されたら本望、とばかりに自由に生きることが大切だと思うことができました。
それは、昨年(2021年)99歳で亡くなられた瀬戸内寂聴さんが話されていた次の言葉に接したときでした。(こちらのサイト参照)
人の言うことなんて聞かないでいいの。
もっと自由になりなさい。
人間の幸せって自由になることでしょ。
自由になったら人の悪口なんて受け付けないですよ。
「何言ってるの」と言って放っておけばいいんです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.3.15記)