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さて、『今日の一言メモ』第899回です。
「己を知りうる者は賢者なり」
「己を知りうる者は賢者なり」とは、自己を知る者こそ賢い、という意味です。英国の詩人G・チョーサーの処世訓だそうです。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉がありますね。敵の実力、自分の実力をきちんと把握していれば、百戦しようとも危ないことはない、という意味ですね。時として、早急に撤退するという手も打てますし。
できる人とできない人の違いは少し
こちらのサイトに「ほんの少しの違い」と題する文章が掲載されています。
【ほんの少しの違い】
できない人は言葉で説得し
できる人は行動で説得する
できない人は話したがり
できる人は聞きたがる
できない人はお金を求め
できる人は成長を求める
できない人は過去にこだわり
できる人は未来にこだわる
できない人は不可能と思い
できる人は可能と思う
できない人は他人のせいにして
できる人は自分のせいにする
できる人もできない人も
能力にほとんど差はない
ほんの少しの意識の違いによって
結果に差が生まれる
自分はできる人でしょうか。それとも、できない人でしょうか。
我慢と辛抱の違い
この2年間のコロナ禍で感じたのは、「我慢と辛抱」の違いです。
好きなことのために耐え忍ぶのが「辛抱」
我慢の中には不満がある
辛抱の中には希望がある
我慢はいずれ爆発する
辛抱はいずれ実る
我慢はしなくていい
辛抱をしよう
釈迦の教えに「自利・利他・解脱」の三つがあります。「自利」(じり)とは自分の利益、「利他」(りた)とは他人の利益です。つまり「自利と利他」とは、自分が利益を得たいと思ってとる行動や行為は、同時に他人、相手側の利益にもつながっていなければならないということです。
このコロナ禍で言えば、我慢するのが「自利」、辛抱するのが「利他」と言えるかもしれません。自分のために我慢するだけでは、いずれ爆発するかもしれません。でも他の人の命を救うために辛抱するのだと思えば結構頑張れるのではないでしょうか。
辛抱のお陰で一歩前進
この2年間、日本人はほんとうに良く辛抱してきたと想います。連休が終わって、また新規感染者が増加傾向になってきましたが、屋外で2m以上の距離が保てるのであればマスクを外すことを推奨する、と松野官房長官が発言しました。
これからの梅雨、そして夏になると熱中症が心配されます。そうした事情を背景にした松野長官の発言ですが、都会の人が屋外で常に2m以上の距離など保てるのか、という意見もあるでしょう。
でも、マスクを外す基準について公な発言があったことは前進だろうと捉えています。これも皆が辛抱してきたお陰でしょう。今後ワクチン、そして治療薬が広く行き渡りインフルエンザと同様の扱いになる日が早く来ることを祈ります。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.5.12記)