(画像出典元はこちら)
さて、『今日の一言メモ』第955回です。
「賽は投げられた」
「賽(さい)は投げられた」とは、事は既に始まっているのだから、考えている余裕はない、もはや断行するしかないという意味です。
「賽」とは、博打に使うさいころのことで、勝負を決めるさいころは、既に振られてしまったという意味から、この言葉となりました。
古代ローマ時代、ポンペイウスと対立したカエサル(シーザー)がルビコン川を渡ってローマへ進軍するときに言った言葉とされています。当時ルビコン川を武装して渡ることは法で禁じられていたため、これを犯すことは宣戦布告を意味していたのです。
論より行動
何か新たなことを始める時、まずリサーチをするでしょう。ビジネスであればマーケットリサーチ、個人でも様々な情報をリサーチします。知らないところへ旅するのであれば、旅先の情報を調べるでしょう。
で、色々と調べていくうちに、あの情報も得なければ、この知識を得ないといけないからセミナーに行かなければ・・・という状態に陥りがちです。
納得いくまで事前に情報を得ようとすると、結局行動に移すのが遅くなったり、結局行動するのをやめてしまったりします。
ここはやはり、十分な準備ができていなくても、まずは行動してみることだと思います。準備不足が露呈して、うまくいかないことも出てくるでしょう。でも、それでいいのではないでしょうか。
時間をかけて2戦2勝を目指すより、短期間で10戦2勝を目指す
2戦して2勝だと勝率10割です。10戦して2勝8敗したら勝率2割です。一見、勝率10割の方がいいですよね。
でも、2戦して2勝するまでにかかった期間より、10戦して2勝するまでにかかった期間が圧倒的に短かったらどうでしょう。それに、その間にうまくいかないやり方を8つも経験できたとしたら。
さらに勝負を重ねて10勝する頃までには、その経験値は驚くほど違ってくるのではないでしょうか。
ここはやはり少々の失敗を怖がって行動を躊躇するのではなく、失敗してもともとと腹を括り、自らエイヤーっと賽を投げて進んだ方がいいと思うのです。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2022.8.4記)