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さて、『今日の一言メモ』第1022回です。
「陰徳あれば必ず陽報あり」
「陰徳あれば必ず陽報あり」とは、人知れず良い行いをする者には、必ず良い報いがあるという意味です。「陰徳」は、陰で徳を積むことで、「陽報」とは、はっきりと現れる良い報いのことです。
『淮南子・人間訓』に「人知れず徳を積む者には必ず誰の目にも明らかな良い報いがあり、隠れて善行をしている者には必ずはっきりとした名誉があるものだ」とあるのに基づくそうです。
英語では、次のように表現します。
He that sows good seed shall reap good corn.
(良い種を撒く者は、良い麦を収穫する)
「新嘗祭 」
ところで、今日11月23日は勤労感謝の日ですが、1947年(昭和22年)までは「新嘗祭」(にいなめさい)という祝日でした。新嘗際とは、天皇が新穀を天神地祇(てんじんちぎ)にすすめ、また、自らもこれを食してその年の収穫に感謝する祭儀です。
戦後は皇室典範からこの儀式は除外されたそうですが、各地の神社での新穀感謝の祭事は続いているそうです。天皇陛下は、通常の年であれば、この日(新嘗祭 )の祭儀を終えてから、初めてその年の新米をお口にされるとか。
大切に育てられた収穫物に感謝する
やはり、その年の収穫に感謝する気持ちは大切ですね。今では、農業技術の進歩によってか、早ければ8月の終わりには南の地方で収穫された新米が店頭に並びます。それを当たり前のように買って、当たり前のように食しているのは申し訳ないことです。
僕が通っていた小学校では、ランチの前に手を合わせながら「神さま、お百姓さま、お父さま、お母さま、ありがとうございます!いただきます!」と唱和し、それからおもむろに箸を手にして食事を頂いていました。(もう半世紀以上も昔のことですが……)
今でも「いただきます!」と言ってから食べていますが、食の恵に対する感謝の気持ちが薄れているように思います。今日から改めて初心を思い出して、感謝の気持ちを深く持ってから食事をしたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.11.23記)