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【今日の一言メモ】・・・大きな決断に迫られたときに、どちらを選択するかの基準は「後悔の少なさ」

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さて、『今日の一言メモ』第1025回です。

「危急存亡の秋」

「危急存亡の秋」(ききゅうそんぼうのとき)とは、生き残れるか滅びるかの大きな瀬戸際に立たされているときのことを指します。

危険な事態が目の前まで迫り、生き残るか滅びるかの岐路に立たされていることをいいます。三国時代に魏との戦いに出生する諸葛亮が後主劉禅に奉った『出師の表』にある言葉、「今天下三分して、益州疲弊す。此れ誠に危急存亡の秋なり」に基づくそうです。

ここでの「秋」は、穀物を収穫する一年で最も重要な時期であることから、重大な時機を表しています。「危急存亡の時」と書いても間違いではありませんが、原典に従い「危急存亡の秋」と書くのが望ましいとされています。

「乾坤一擲」

今から462年前の1560年(永禄3年)5月19日、日本の歴史を動かす大きな合戦が起こりました。「桶狭間の戦い」です。27歳の織田信長が4,000人ばかりの兵を味方に、2万5千人もの今川義元軍に戦いを挑み、見事勝利しました。

そして、422年前の1600年(慶長5年)9月15日には、天下分け目の合戦となった「関ヶ原の戦い」が起こりました。豊臣秀吉の死後に起きた政変を発端とし、この戦役の結果、豊臣政権は統一政権の地位を失った一方、勝者である徳川家康は強大な権力を手に入れ、幕藩体制確立への道筋が開かれました。

人間の一生の間には、死ぬか生きるか、といったここ一番の大勝負の瞬間があるでしょう。事業の成否を分けた決断や大きな勝負を賭けた瞬間などのほか、結婚を決めることも一世一代の決断と言えます。(今では、それほど大げさなものではなくなったかもしれませんが……)

どれも個人として、桶狭間や関ヶ原の戦いといってもいいような瀬戸際を迎えたようなものかもしれません。

自分の運命をかけて、のるかそるかの勝負に出ることを「乾坤一擲」(けんこんいってき)といいます。そんなときに最大限の集中力を発揮し、望む結果を手に入れるためには普段からどれだけ準備しているかにかかっているでしょう。

判断基準は、どちらが後悔が少ないか

自分自身を振り返ると、結婚を決めたときと会社をアーリーリタイアメントして独立起業を決めたときが、そのときだった気がします。

そのときの意思決定基準は「どちらが後悔が少ないか」でした。今、結婚してもしなくてもきっと後悔は残ります。会社を辞めても辞めなくても後悔はするだろうなと思いました。

そして、一生懸命考えたとき、「ああ、今この人と結婚せずに将来感じる後悔の方が、結婚して感じる後悔より大きいだろうな」「ああ、今会社を辞め独立して感じる後悔の方が、会社を辞めずに居続ける後悔より大きいだろうな」という結論に至りました。

そして、結婚して30年以上、独立起業して10年以上経った今、当時の決断は間違っていなかったな、と感じているのです。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2022.11.26記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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