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さて、『今日の一言メモ』第1036回です。
「先ず隗より始めよ」
「先ず隗(かい)より始めよ」とは、遠大な事業や計画を始めるときには、まずは手近なところから着手するのがいいという例えです。また、物事は言い出した者から始めよという例えでもあります。
「隗」とは、中国の戦国時代の人物、郭隗のことを指しています。どうすれば賢者を招くことができるかと燕の昭王に問われたときに郭隗が、「まず私のような凡人を優遇することから始めて下さい。そうすれば優秀な人材が集まってくるでしょう」と言ったという、『戦国策・燕』にある故事に基づくそうです。
「正月事始め・煤払い・松迎えの日」
始めるといえば、今日12月13日は「正月事始め・煤払い・松迎えの日」になっていて、年神様を迎える準備を始める日です。昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行きました。
年神様は、家々に1年の実りと幸せをもたらすために、高い山から降りてくると考えられている新年の神様です。
正月に門松やしめ飾り、鏡餅を飾ったりするのは、すべて年神様を心から歓迎するための準備なのです。年神へのお供えものが「お節(せち)」であり、年神から与えられる魂が「お年玉」だということです。
歴史を紐解き、歴史に学ぶことから始める
3年ぶりに行動制限のない年末を迎えて、新年の計画をずいぶん立てやすくなったと思います。大いに行動することも計画しつつ、どう内面を充実させるかについて計画することも重要です。
自らをアップデートするのに有効な手立ては「歴史・人・旅」から学ぶことです。人に会ったり、旅をしたりという行動を通して学ぶことは確かに大事です。そして、内面を充実させるのに歴史を学ぶことも大切な手段だと思います。
先人たちが歩いて来た足跡、考えをめぐらし積み立ててきた知恵などがそこに詰まっているからです。歴史を学ぶために「積ん読」になっている本が何冊かあります。年が明けたらそれを読み進めたいと思っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.12.12記)