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閑話休題。
「節分」
今日2月3日は「節分」です。節分は、雑節と呼ばれる季節の移り変わりを表す、特別な暦日の一つです。雑節には、節分の他に、彼岸・社日・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日・二百二十日があります。
もともと、各季節の始まりの日( 立春・立夏・立秋・立冬)の前日を節分といって、「季節を分ける」という意味だったのです。しかし、江戸時代以降は、特に立春の前日を節分と言うようになったそうです。
「節分」に恵方巻を食べる風習
節分の夜に、恵方に向かい太巻きを食べると、幸福になるという言い伝えから、この日は「のり巻きの日」になりました。
「のり巻きの日」は、1987年(昭和62年)に、海苔業者が制定したそうです。恵方巻のお陰で、海苔の消費は伸びたでしょうね。
太巻きは、ひとりで1本食べきるまで、誰とも話してはいけないと言われています。
その年の恵方は、西暦年の末尾1桁が、0,5なら西南西、1,3,6,8なら南南東、2,7なら北北西、4,9なら東北東となります。今年は2023年なので、南南東の方向を向いて食べることになります。
僕が恵方巻を食べる習慣を知ったのは、1983年(昭和58年)、28歳になる直前に大阪に転勤した時でした。それまで東京生まれの東京育ちだった僕は、恵方巻の存在をまったく知りませんでした。
それがいつしか関東でも一般的になり、1月中旬から恵方巻き商戦が賑やかになっています。もともとは「セブンイレブン」の一大販促活動による効果だそうです。
「幸福」になる
恵方に向かい太巻きを食べると、幸福になるという言い伝えから、恵方巻を食べるようになったわけですが、「幸福」の定義は人それぞれでしょう。
僕は「好きで堪らないこと、やりたくて堪らないこと」に取り組む時間を持てれば、とても幸福に感じます。
でも、人生好きなことばかりやってるわけにいかないよ、やるべきこともいっぱいあるんだよ、という声も聞こえてきそうです。
では、そんなやるべきことの数々を、工夫して好きなことにできないでしょうか。
例えば、仕事でつまらないルーティン業務を延々としなければならない時、そこにゲーム性を加えて何分以内にいくつ処理できるか競うなど。
嫌々やるよりも、遥かに効率が良くなって、その上ゲーム性を持たせることで、そんな仕事が好きになるかも。
まあ、何もかも好きになることは難しいかもしれませんが、何とか好きになれないか工夫してみる、という姿勢は大切だと思います。
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(2023.2.3記)