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「世界水の日」
今日3月22日は「世界水の日」です。1992年6月に、ブラジルで開催された地球サミット(環境と開発に関する国連会議) で、21世紀へ向けての行動計画「アジェンダ21」が採択され、この中で世界水の日を制定するように勧告されました。
そして、1992年12月に開催された国連総会本会議において、1993年から毎年3月22日を「世界水の日」とすることが決議されたのです。
日本では、毎年8月1日を「水の日」、この日を初日とする1週間を「水の週間」として、この期間中に水資源の貴重さ、水資源開発の重要性などについて考えることとしています。
一方、「世界水の日」は、世界的な観点からもう一度、水の貴重さ、大切さについて世界中の人々と一緒に見つめなおす「地球と水を考える日」とすることになっています。
水は限りある資源
昔から「湯水のように使う」という表現があります。湯水は、無尽蔵でとても安く手に入るものの代表という意味で使われています。
でも、今や水は枯渇するかもしれない資源です。そして、お店に行けばミネラルウォーターが何種類も売られています。ヨーロッパでは、ワインよりミネラルウォーターの方が高いといいます。
途上国では、水が万病の元になったり、小さな子どもたちが水くみの労働のため十分な教育を受けられなかったりしています。
失っていないもの、取り戻しつつあるものを大切にする
新型コロナウィルスによりもたらされた危機的状況は、当初想像もできないものでした。目に見えない小さなウイルスが、世界中の人々の不安心理を煽り、恐怖を覚えさせ、経済活動まで停滞させました。
昨日まで当たり前にあった日常のあれこれが、目の前から消えてしまいました。失って分かるそのありがたみを、決して忘れてはいけないと思います。
そして今、かつての日常を取り戻しつつありますが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、コロナ禍をなかったことにしては教訓を生かすことができません。
失わなかったもの、そして取り戻しつつあるものも、またいつ失う危機に襲われるか分かりません。一日一日、今あるものを大切にして過ごしていきたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.3.22記)