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【こどもの日】・・・人口減少社会が進む中、65歳以上の高齢者が現役として活躍し、生産年齢人口に入っていく必要がある

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閑話休題

ゴールデンウィークも後半3日目の今日は、「こどもの日」であり「端午の節句」でもあります。

「こどもの日」

「こどもの日」は、祝日法で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と規定されています。

ですから、「端午の節句」は男の子の成長を祝う日ですが、「こどもの日」は男の子も女の子も区別せず成長を喜び、母親に感謝する日なのです。

「端午の節句」

「端」は物のはし、つまり「始まり」という意味を持ち、「午」は「五」に通じることから、元々「端午」は月の始めの五の日を意味していました。

その中でも、月と日の数字が重なる5月5日を特にめでたい日として「端午の節句」と呼ぶようになったのです。

日本では、男性は戸外に出払い、女性だけが家の中に閉じ蘢って田植えの前に身を清める神聖な儀式の日だったそうです。

しかし、鎌倉時代ごろから男の子の節句とされ、甲胄・武者人形等を飾り、庭前に鯉のぼりを立てて男の子の成長を祝う日となりました。

ちなみに、「節句」ではなく、本当は「節供」と書くのが本来だとか。

少子化の時代をどう生きるか

少子高齢化社会が到来して、もうどの位の年月が過ぎたのでしょうか。

先日、「国立社会保障・人口問題研究所」が推計した日本の将来人口が大きくニュースになっていました。それは、2070年に総人口が8,700万人となり、そのうち実に38.7%が65歳以上の高齢者になるという推計値でした。

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ただし、これは合計特殊出生率で1.36で推移した場合の予想値で、これが1.13になると42.0%が高齢者ということになります。

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この推計は、かなり楽観的なもので人口減少はもっと早いスピードで進むという議論もあります。

65歳以上の高齢者を生産年齢人口に

こうした人口統計では、15〜64歳の人口が「生産年齢人口」として扱われています。要するに、64歳以下が働き手であって65歳以上は高齢者としてしかカウントされていないわけです。

ちなみに今回の推計では、2070年の生産年齢人口は約4,535万人と総人口の52.1%まで減少する見込みとしています。

これまで企業の定年が65歳として、それを過ぎれば引退扱いとなり統計上は働き手ではないと扱われているのです。でも、人生100年時代と言われ始めてもう数年が経ちます。

65歳までをファーストステージとして、それ以降もセカンドステージ、サードステージとステップアップして現役として活躍し、日本の生産年齢人口に入って貢献していく必要があるのではないでしょうか。

もちろん、もう働きたくないよ、という人もいるでしょう。でも、65歳以降も働きたい人はたくさんいるはずです。健康で働く意欲のある人には大いに活躍の場を提供することが必要な時代になっていると考えます。

起業やシルバー人材センターだけでなく、もっと多様な場を工夫することはできないものでしょうか。

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(2023.5.4記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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