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「過ちて改めざる 是を過ちという」
「過(あやま)ちて改めざる 是(これ)を過ちという」とは、過ちを犯したことを知っていながらも改めようとしない、これを本当の過ちという、という教えです。
出典は、孔子の「論語」です。漢文では「子曰、過而不改、是謂過矣」となります。
同じ孔子の教えに「過ちては改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ」という言葉もあります。過ちを犯したら、躊躇しないですぐさま改めよ、ということですね。
倒れても、とにかく起き上がる
過ちを犯しても悪かった点を改めれば、それはいい経験になります。過ちから何も学ばず、変わらなければ、ただ過ちを犯しただけに終わってしまいます。
人生には不幸な出来事もあります。一つの不幸で落ち込んで、いつまでも立ち直れないのは、自分の人生の大きな過ちかもしれません。
一時の不幸も、いい経験として、その後の人生に活かすことができればいいのではないでしょうか。
イギリスの詩人、ゴールドスミスの言葉に次のものがあります。
最大の栄誉は、一度も失敗しないことではなく、倒れるたびに起き上がることである
アメリカの政治家、リチャード・ニクソンは次のように言っています。
人間は負けたら終わりなのではない。あきらめたら終わりなのだ
倒れた後に起き上がったり、負けても次に立ち向かっていくのは、相当なエネルギーが要ります。倒れたままであきらめた方が、よっぽど楽だと思うこともあるでしょう。
でも、あきらめず起き上がり、次にチャレンジすれば成功する可能性はあります。
何度でも
それは、二度や三度の失敗であきらめてはいけないということでもあります。
ドリームズカムトゥルーが歌った「何度でも」という名曲があります。以下は、その歌詞の一部です。
何度でも何度でも何度でも
立ち上がり呼ぶよ
きみの名前 声が涸れるまで
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10,000回だめで へとへとになっても
10,001回目は 何か 変わるかもしれない
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10,000回だめで かっこ悪くても
10,001回目は 何か 変わるかもしれない
・・・・・・・・・・・
10,000回だめで 望みなくなっても
10,001回目は 来る
(作詞 : 吉田美和、作曲 : 中村正人)
あの東日本大震災やその後の災害が発生した時期に、被災した方々、必死の治療にあたった医師・看護士の方々、懸命の救助に当たった警察・消防・自衛隊の方々、自治体の方々、ボランティアの方々・・・どれだけ多くの方々が、この歌を口ずさみ、励まされたことでしょう。
少々の失敗で挫けそうになる自分を叱咤激励して進みたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.6.10記)