人が書物を紐解き、内面に広がる思いに思索を深め、ふと他の人がどう感じるか聞きたくなった時、その問いかけに富田がどんな短文で応えたのか、シリーズでご紹介している今日は15回目。
問いかけの内容は、社会人版キムゼミ1期生が「書評ワーク」という活動でアップした投稿。今日の問いかけは『「集中力」を発揮しやすいときって、どんなときですか?』等です。
ゼミ生の投稿
M.Kさんの【書評ワーク】
書名:『大局観』
≪議論したい内容≫
「集中力」を発揮しやすいときって、どんなときですか?
そして、自分自身の集中力をコントロールする(特に、入れたい時にぐぐっと集中力のスイッチを入れる)ために、どんなことをしていますか?
本著の中では「集中力 = ただひとつのことを深く考え、判断するための力」と位置付けており、そのための羽生さんのトレーニング法が三つ紹介されています。
ただ一方で、いくら深く考えても結論が出にくい局面などでは「見切ることも大事」と書かれていて、個人的にはこの点はちょっと消化不良なんです。
仕事柄答えが簡単に出しにくいことも多く、もっと集中力を高めることによって自分の検討・判断の質が高まるのではないかと自分自身にちょっと期待しているところがあります。
なので、そのためにどんなことができるのか、勝手ながらみなさんのお知恵を拝借できたらうれしいな、と思っている次第です~
富田のコメント
>> 「集中力」を発揮しやすいときって、どんなときですか?
仕事がIT系なので、技術的な知識を身に付けようとする場面では特に集中してます。周りで何が起きようと、話しかけられようと気付かないような感じです。ちょっと説明しずらいのだけど、一つずつ組み立ててある地点まで到達する前に中断すると、一からやり直さないといけないようなことが多くて、集中力をとぎらせると大きな手戻りになるからです。
あと、勿論好きなことをしている時は、本当に寝食を忘れるような感じになりますね。面白い本を読み出した時とか。むか〜しですが、電車の終点になっても読むのを中断できず、気が付いたら車庫に入っていたことがありました・・・(^^;
>> ただ一方で、いくら深く考えても結論が出にくい局面などでは「見切ることも大事」と書かれていて、個人的にはこの点はちょっと消化不良なんです。
う〜ん、M.Kさんの消化不良がどういうものか判断しかねるのですが・・・将棋の手を考えるような場面では、どう考えても堂々巡りになるので見切る、という感じでしょうか。
どう考えても出口が見えないのであれば、そのアプローチを諦めて、全く違う角度から考えてみるということになるのでしょう。
このへんは経験が大事、とおじさんは思います。折角ここまで来たのだから・・・とそのアプローチを諦めずに進んだらドツボに嵌まって後が大変だった…という経験を積むと、ある時点で来た道を引き返して別の道からアプローチする、という知恵というか経験則ができてくるのではないかな。(^_^)
・・・・・・・・・・・・・・
さて、皆さんならどのようにコメントしますか?
そして、次回の「書評ワーク」の対象図書は以下になります。ではまた!
・・・・・・・・・・・・・・
(2013.11.22記)