人が書物を紐解き、内面に広がる思いに思索を深め、ふと他の人がどう感じるか聞きたくなった時、その問いかけに富田がどんな短文で応えたのか、シリーズでご紹介している今日は21回目。
問いかけの内容は、社会人版キムゼミ1期生が「書評ワーク」という活動でアップした投稿。今日の問いかけは「あなたの座右の銘は何ですか?」等です。
ゼミ生の投稿
Y.Tさんの【書評ワーク】
書名: 『兵法家伝書』
≪議論したい内容≫
本書には、スティーブ・ジョブズ氏の持つ世界観と人生観、iPhoneのボタンが当初案の3つから1つになったことに象徴されるsimplicityの追求にいかに「禅」の思想が重要であったか、日本人として知りたい内容が詰まっている。
・・・・・・・(中略)・・・・・・・
皆様と議論したいのは、「禅」の基本精神でもある「シンプリシティ」について。
つまり、あなたの最も重要としている、もしくは根幹となるシンプリシティは何ですか?
要すれば、あなたの座右の銘は何ですか?もしくは、人生に対してのよりどころ、生きる指針は何ですか?
皆様のご意見伺えたら嬉しいです☆
富田のコメント
>> 要すれば、あなたの座右の銘は何ですか?もしくは、人生に対してのよりどころ、生きる指針は何ですか?
いつどこで出会ったのか忘れてしまいましたが、相当若い時にこの言葉に出会って以来、僕の「座右の銘」になっています。
【変わらないでいるためには、変わり続けなければいけない】
ほんとに禅問答みたいですよね。(^^; 意味としては「良い状態 (業績が良い、体調が良い、人間関係が良好…etc)」を変えずに保つためには、事業展開や健康維持のための方法や自分自身の成長への努力…etc 等について、今日と同じままではダメで常に工夫して変えていく必要がある、ということです。
以前、こちらのコメントでも書いたように、成功体験にアグラをかいたままだと、いつかダメになる、ということにも通じます。キム先生が著作で書かれ、講義で話されていたように「人間死ぬまで成長を続けること。成長に終着駅はない。」ということも忘れずにいたいですね。(^_^)
最近知ったのですが、「変わらないでいるためには、変わり続けなければいけない」これは、あのラーメン店チェーンの博多一風堂の経営哲学になっているようです。
意味としては「環境の変化や志向に即応して、お客様が満足される一歩先へ絶え間なく味やサービスを向上させ続けることによって、一風堂は変わらずあり続ける」というものだそうです。
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さて、皆さんならどのようにコメントしますか?
そして、次回の「書評ワーク」の対象図書は以下になります。ではまた!
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(2013.11.29記)