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「昭和の日」に昭和を振り返ってみた!

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さて、今日は飛び石連休前半を締めくくる「昭和の日」です。

今から113年前、1901年(明治34年)のこの日に昭和天皇が誕生されたのです。

昭和天皇の時代

激動の時代に、天皇として生きられた昭和天皇は、第二次世界大戦で敗戦した時、戦争責任者として処刑されてもやむをえないような状況でした。

終戦が決まった1945年の9月、昭和天皇は時の占領軍GHQ総司令官マッカーサーに面会を申し込みます。

その会見時の写真は、当時新聞の一面に掲載され、日本の敗戦を国民に決定的に印象づけるものでした。

10昭和天皇とマッカーサー

そして、この時にマッカーサーは、死を覚悟して会見に臨んだ昭和天皇の真摯な態度に打たれた、とその後の回想記に書いています。

その後マッカーサーは、アメリカ本国の意向に反して、象徴天皇として天皇制の存続に尽力したり、日本国民の衣食住の援助に力を注いだりしたそうです。

富田が生まれ育った昭和の時代

富田が生まれたのは、1956年 (昭和31年)です。戦後から立ち直りつつある「三丁目の夕日」の舞台になった東京で生まれました。

時は、神武景気に湧き、前年の保守合同で与党が自由民主党、野党が日本社会党という55年体制が確立し、国際連合に加盟した年になります。

手元に、某銀行から頂戴した年表があります。富田が生まれてから、平成に至る昭和の時代をちょっと年表で確認してみます。

20 昭和1

富田が生まれてから多感な青春時代を過ごすまでは、ちょうど日本の高度成長期にあたります。

東京オリンピックといえば、今は2020年のことを思い浮かべますが、昨年夏までは1964年のことを指していました。

当時の池田勇人首相が、1960年に「所得倍増計画」を打ち出し、10年間で国民所得を倍増させるという計画を政策の目玉にしました。実際には、この計画を上回ったのです。

30 昭和2

そして、大学に進学・卒業し、社会人となり、30才で結婚、昭和天皇が崩御されるまでは、激動の時代でした。

石油危機などのエネルギー問題の深刻化、そしてイラン・イラク戦争などの地域紛争問題が頻発します。

更に、1985年のプラザ合意以降、急激な円高が進行、輸出産業という外需に頼った経済の舵取りが、内需拡大へと大きく転換し、空前のバブル景気に向かいました。

昭和に形作られた「価値観」は今・・・

こうして自分が生まれ育った昭和の時代を振り返ると、高度成長期を経て日本が世界に冠たる経済大国になっていったことが、自分の「価値観」のベースになったことが明確に分かります。

当時は、とにかく企業戦士を育てることが、時代の要請だったと思います。

「24時間戦えますか?」というリゲインのCMを覚えている方も多いことでしょう。

そしてそんな時代の中で、とにかくいい大学を出て、いい会社に入って、必死に働いて出世して高いお給料を貰う。それが当然の目標になりました。

昭和の時代は、ベースアップがない年など想像もできませんでした。

給料が上がるのは当たり前、ボーナスも増えていくのが当たり前、だから結婚して子どもを作って、住宅ローンを組んで、郊外に一軒家を買うことが当たり前の生き方でした。

平成に入ってしばらく続いたバブル景気はアッという間に消え去り、失われた10年が20年になり、少し良くなった頃にリーマンショックが世界中を震撼させ、未曾有の不況に陥ってきました。

昭和の時代にいい会社の代表格だった証券会社や保険会社が次々と消えていきました。一時もてはやされたIT企業も、今は一部を除いて一時の勢いはないように思います。

そんな中で、発展してきたインターネットの普及により、大企業しかできなかった情報発信が、個人でもできるようになってきました。

いち早く、起業家として歩み出した先人達が、規模の大小はともかく、様々な可能性を提示してくれています。

以前、このブログで4回にわたりご紹介した、ビジネス書大賞2013の大賞を受賞した「WORK SHIFT」に書かれた「働き方の未来を変える5つの要因」を再掲します。

●要因1 テクノロジーの進化
●要因2 グローバル化の進展
●要因3 人口構成の変化と長寿化
●要因4 個人、家族、社会の変化
●要因5 エネルギー・環境問題の深刻化

そして、「主体的に築く未来」を実現するために、「働き方を変える!」として、以下の「3つのシフト」が挙げられていました。

●ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
●孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
●大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

昭和から平成へ、大きく歴史が動く中で、働き方も大きく変わってきています。

富田も今年で58歳、自分の足で一歩ずつ前に進むと同時に、新たな時代に適応している若い人達の生き方からも大いに学びながら進化していきたい、そんな風に感じた今年の「昭和の日」でした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!(^_^)

 

 
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(2014.4.29記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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