「今日は何の日?」シリーズ第71弾です。
今から57年前、1957年9月20日、富田が生まれてまだ間もない頃、初の国産観測ロケット「カッパー4C型」の打上げ実験が成功しました。
糸川英夫氏による日本のロケット開発
戦後日本初の実験用ロケットとして登場した「ペンシルロケット」の開発者であり、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれたのが、糸川英夫氏です。
糸川氏は、1912年に東京で生まれ、1935年に東京帝国大学工学部航空学科を卒業します。幼少の頃から秀才の誉れ高く、中島飛行機に入社した後は、幾多の名機と呼ばれた戦闘機の設計に従事します。
戦後は、戦時中から研究・開発を進めてきたジェットエンジンをベースに、ロケットの研究を進めます。当時、ロケットに全く乗り気でない国や企業を口説いて回り、その後数々のロケットを開発していきました。
糸川氏が関わった日本のロケットの歴史
まず、1955年3月には、東京都の国分寺市で、全長わずか23㎝というペンシルロケットの水平発射実験を行います。
また、同年8月ベビーロケットを発射。
1956年にはカッパーロケットを発射試験を行い、1957年9月20日、いよいよ初の国産観測ロケット「カッパー4C型」の打上げ実験に成功したのです。
以後、1960年代はラムダロケット、ミューロケットシリーズ、日本初の人工衛星おおすみなどの開発に関わりました。
というわけで、糸川英夫氏の名前をワクワクしながら心に刻んだ少年時代を思い出します。
このブログでも、何度か書いてきましたが、富田の夢は生きているうちに、この目で宇宙から美しい地球の姿を見ることです。
そんな夢に思いを馳せる、ゆったりした時間が流れる週末土曜日の昼下がりなのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2014.9.20記)