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9月29日は、昭和の大横綱 千代の富士が国民栄誉賞を授与された日

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仕切り

「今日は何の日?」シリーズ第79弾です。

さて、昨日は大相撲秋場所で、横綱白鵬が3場所連続31回目の優勝を果たしました。この優勝回数は、歴代2位の元横綱・千代の富士 (現・九重親方) に並ぶものでした。

その元横綱・千代の富士が、国民栄誉賞を授与されたのが、今からちょうど25年前の1989年9月29日でした。

千代の富士は、1955年6月1日生まれの59歳です。富田と学校で言えば同学年、同じ歳の一人として現役時代は一生懸命応援していました。(^^;

千代の富士の戦績

そんな昭和の大横綱・千代の富士の戦績を調べてみました。

最高位 第58代横綱

生涯戦歴 1045勝437敗159休 (125場所)
幕内戦歴 807勝253敗144休 (81場所)

優勝 幕内最高優勝31回
幕下優勝1回

殊勲賞1回
敢闘賞1回
技能賞5回

う〜む、凄い成績です。

通算勝利数1045勝と幕内勝利数807勝は、共に当時史上1位の記録でした。それから19年近く経って、魁皇が2010年に通算勝利数と幕内勝利数の記録を更新したことは記憶に新しいです。

1991年5月場所、これも記憶に鮮明に残っている場所です。3月場所で幕内下位ながら、終盤まで優勝争いに加わった貴花田 (のちの横綱・貴乃花) と千代の富士の初対戦が初日に組まれたのです。

そして、この取組に敗れた千代の富士は、場所3日目に引退を表明します。貴花田が最年少で金星を挙げ、引退の引導を渡した形となりました。

寄り切られた後、土俵下で見せる表情がなんとも言えません。

国民栄誉賞の受賞

その均整のとれた筋肉質の体格(183cm・120kg強、体脂肪率10.3%)、逞しさ漂う風貌から「ウルフ」という愛称を持ち、人気を集めました。

全盛期には、相手の頭を押さえつけるような形で、豪快に左上手投げで相手を投げ飛ばす技は「ウルフスペシャル」と名付けられていました。

1989年6月に、同年2月に誕生したばかりの三女を亡くす不幸に見舞われますが、直後の7月場所は首に数珠を掛けて場所入りし、千秋楽の優勝決定戦で同部屋の弟弟子だった横綱北勝海を下して、奇跡の優勝を果たしました。

そして、同年9月場所では通算勝ち星の新記録を達成し、大相撲で初となる「国民栄誉賞」の受賞が決定したのです。

美しい土俵入り

雲龍型の横綱土俵入りは四股も美しく、本当に気合の入った所作で、男から見ても見とれるほどでした。

重い横綱を付けた状態で、上げた足が頭より高い位置に達するのは、千代の富士のほかには例がないと言われていました。

軽量をカバーするため、鍛え抜いて付けた筋肉が凄いですね。

また、制限時間いっぱいになると、頭を下げて廻しを右手で叩いてピンク色のタオルを受け取り、必ず左右の腋の下の後に顔面の汗を拭くなど、几帳面に見えるほど礼儀作法を重んじていたのです。

左手をまわしにかけて、右手で高くサァーッと塩をまく姿は、本当に格好良かったのです。

・・・というわけで、同世代として誇らしい昭和の大横綱ですが、今の大相撲のモンゴル旋風は留まるところを知りません。

白鵬・鶴竜の両横綱、そしてこの秋場所で新入幕ながら13勝を挙げて台風の目になった逸ノ城もモンゴル出身です。やっぱり、もっと日本人のお相撲さんに頑張って欲しいですよね。

やはり厳しい稽古に耐え抜くハングリー精神で負けているのでしょうか?

国技としての大相撲で、千代の富士のような日本人による素晴らしい横綱が誕生することを期待したい、週明け月曜日の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.9.29記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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