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10月17日は五国豊穣に感謝する日、神嘗祭は伊勢神宮のお正月でもあった

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「今日は何の日?」シリーズ第93弾です。

「宮中祭祀」とは

神嘗祭 (かんなめさい) は、宮中祭祀 (きゅうちゅうさいし) という、天皇陛下が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的におこなう祭祀の一つです。

皇居宮中三殿で行われる祭祀には、天皇陛下が自ら祭典を斎行し、御告文を奏上する大祭と、掌典長 (掌典職) らが祭典を行い、天皇が拝礼する小祭があるそうです。

主な祭儀は以下の通りですが、詳細は宮内庁公式HPをご覧下さい。(太字が大祭)

1月1日 : 四方拝 (しほうはい) 、歳旦祭 (さいたんさい)
1月3日 : 元始祭 (げんしさい)
1月4日 : 奏事始 (そうじはじめ)

1月7日 : 昭和天皇祭 (しょうわてんのうさい)
1月30日 : 孝明天皇例祭 (こうめいてんのうれいさい)
2月17日 : 祈年祭 (きねんさい)
春分の日 : 春季皇霊祭 (しゅんきこうれいさい) 、春季神殿祭 (しゅんきしんでんさい)
4月3日 : 神武天皇祭 (じんむてんのうさい) 、皇霊殿御神楽 (こうれいでんみかぐら)
6月30日 : 節折 (よおり) 、大祓 (おおはらい)

7月30日 : 明治天皇例祭 (めいじてんのうれいさい)
秋分の日 : 秋季皇霊祭 (しゅうきこうれいさい) 、秋季神殿祭 (しゅうきしんでんさい)
10月17日 : 神嘗祭 (かんなめさい)

11月23日 : 新嘗祭 (にいなめさい)
12月中旬 : 賢所御神楽 (かしこどころみかぐら)
12月23日 : 天長祭 (てんちょうさい)

12月25日 : 大正天皇例祭 (たいしょうてんのうれいさい)
12月31日 : 節折 (よおり) 、大祓 (おおはらい)
毎月1、11、21日 旬祭 (しゅんさい)
毎日 日供の儀 (にっくにのぎ)  毎朝御代拝 (まいちょうごだいはい)

神嘗祭は大祭の一つとなっていますね。しかし、これだけの祭祀をおこなうのも大変ですが、天皇陛下の重要なご公務なのです。

「神嘗祭」とは

この日、宮中三殿のうち賢所 (皇祖天照大御神がまつられている) において、天皇陛下が新穀をお供えになり神恩感謝の祭典を斎行されます。

宮中三殿

そして、この朝天皇陛下は、国中の神々がまつられている神殿の一つ、神嘉殿において伊勢の神宮をご遙拝になります。

神嘗祭は、伊勢神宮にとっても大変重要な祭事なのです。かつて、神嘗祭には皇室から伊勢神宮へ、神に奉献するものを運ぶ幣帛使 (へいはくし) が派遣されていたとか。

伊勢神宮では、神嘗祭のときに御装束・祭器具を一新します。このため、神嘗祭は伊勢神宮のお正月と例えられているそうです。

なんでも、伊勢神宮の式年遷宮は、大規模な神嘗祭と言われていて、式年遷宮後最初の神嘗祭を「大神嘗祭」とも呼ばれているのです。

伊勢の人たちは、この祭りを「おおまつり」と呼び、奉祝の行事が行われます。昔から、伊勢神宮の神職や伊勢の神領民はこの祭りが終わるまで新穀を口にしないとされてきました。

この画像にある「初穂曵き」では、 揃いのハッピを着て、じゃぶじゃぶ川を歩き、大いに盛り上がるんだそうです。祭りを楽しむのですね。

伊勢神宮 初穂曳き

・・・というわけで、秋深まりすっかり新米も出回っている今日この頃ですが、五穀豊穣に感謝し、ありがたく自然の恵みを頂戴したいと思います。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.10.17記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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