「今日は何の日？」シリーズ121回目です。
今から24年前の1990年12月2日に、当時TBS記者だった秋山豊寛氏が、ソ連の宇宙船ソユーズTM11号で、日本人初となる宇宙飛行を実現しました。
日本人の宇宙飛行士
日本人初の宇宙飛行を実現した秋山豊寛氏は、長くTBS報道部門の記者でした。
そもそものきっかけは、1989年にTBSが、宇宙ステーション「ミール」への日本人訪問に関する協定をソビエト連邦の宇宙総局と調印したことでした。
宇宙ステーション「ミール」
そして、TBS社内の98人の応募者の中から、同僚とともに宇宙飛行士候補に選抜されたのです。その後1年間程度の訓練を経て、宇宙に飛び出していったのでした。
ソユーズが宇宙ステーションとドッキングすると、乗組員兼ジャーナリストとして「日常」生活をリポートしました。
宇宙実験では、日本から持ち込んだカエルを無重力環境に置くとどうなるか、扇子であおいで移動できるかといったことや、自らが被験者となり睡眠実験などの試みがなされました。
宇宙から見た北海道を「おいしそうな昆布にみえます」とも言ったそうです。
その後は、アメリカのスペースシャトル計画を中心として、日本人の宇宙飛行士が以下の通り続々と誕生することになりました。
- 毛利衛氏 スペースシャトル計画において飛行した初の日本人。
- 向井千秋氏 日本人・アジア人の女性として初の有人宇宙飛行。
- 若田光一氏 日本人としては初めてミッションスペシャリスト（搭乗運用技術者）として参加。また、これも日本人としては初めて国際宇宙ステーションへ長期滞在を行った。
- 土井隆雄氏 日本人として初めて宇宙船外活動を行った。
- 野口聡一氏 JAXA・NASA宇宙飛行士としては初めて、ソユーズに搭乗し国際宇宙ステーションへ5ヶ月半の滞在を行った。
自分の目で宇宙から地球を見たい夢
昨日12月1日に予定されていた小惑星探査機「はやぶさ2」ですが、強風が予想されるため打ち上げが延期されました。今の予定では、明日12月3日13時22分04秒に打ち上げ時間が再設定されています。
「はやぶさ2」のミッションは、4年後の2018年に小惑星に到着し、表面のサンプルを収集し、東京オリンピックが開催される2020年に地球に帰還することです。今度は大きなトラブルに見舞われることなくミッションが成功するといいですね。
さて、宇宙へ思いを馳せると、それは無限に広がるわけですが、自分自身の夢として「自分の目で宇宙空間から美しい地球を見たい」ということを長く思っています。
このブログでも何度かご紹介した映像ですが、宇宙ステーションから見た光り輝く地球です。
素晴らしきかな、地球。この美しさをみんなに伝えてほしい！
素晴らしきかな、地球。 …
なんと美しい星に住んでいるのか、とつくづく思います。
日常に埋没し、あれこれ思い悩んだ時にこの映像を見返すことにしているのですが、その度に「ああ、自分はなんとちっぽけなことでクヨクヨしていたんだろう…」と気付かされます。
そして、この美しい地球を守って、次世代に引き継ぐことが今の世代の務めであろうという思いを強くします。
人間の行動が地球環境を破壊し、温暖化を招き、さらには100%制御など不可能な原子力エネルギーの存続などにより、地球そのものを汚染してしまうリスクも存在しています。
この美しい星を破壊に導くような行為は、とてつもなく大きな罪です。まずは、自分にできることをするしかないわけですが、今度の衆議院選挙投票日に投票所まで足を運ぶこともその一つであろうと思います。
･･･････
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた！
････････････
(2014.12.2記)
