さて、「今日は何の日?」シリーズ第130回をお送りします。
今から55年前の1959年12月13日に、「兼高かおる世界の旅」の放送が開始されました。1990年まで、実に30年10か月続いた長寿番組でした。
番組の記憶
世の中高年男性なら誰しも魅了されたエキゾチックな美女、兼高かおるさんが、世界を飛び回る旅番組は今でも記憶に鮮明に残っています。
当時、海外を飛び回る女性というイメージは本当に珍しいものでした。
そして、「わたくしね……ですのよ。」という独特の言い回しと、その美声に聞き惚れたことも覚えています。
「兼高かおる世界の旅」という番組
この番組が放送されていたのは、毎週日曜日朝でした。今となっては懐かしいパンアメリカン航空のジェット機が飛び立つオープニングから、ワクワクしながら見たものです。
放送回数は実に1586回、全行程は721万kmに及び、地球を180周した計算になるそうです。
単に映像を放映するだけではなく、ナレーションとして、兼高かおるさんが芥川隆行さんに旅行の状況を語りかけます。
今は亡き芥川隆行さんは、以前の水戸黄門などのナレーションをされていて、その名調子は独特の味わいでした。
二人の会話は非常に活発で、兼高かおるさんが生き生きと語る旅先の模様は、とても魅力に満ちていたのです。
女性の活躍が頼もしい
知人の女性に何人も海外出張に出かけて、バリバリ仕事を頑張っている方達がいます。若い方でも物怖じせず、どんどん出張に出かけています。
また、同じく知人のノンフィクション作家で写真家の常見藤代さんなどは、エジプトの砂漠で一人で遊牧する女性と長期間暮らして作品に仕上げたり、その物静かな外見からは想像もできないような行動力を発揮されています。
これからもどんどん優秀で素晴らしい女性達が活躍していくことでしょう。
大企業を中心に、まだまだ古い男社会は存在しますが、さまざま分野で女性が輝くことをますます期待したいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
「女ひとり、イスラム旅」近日発刊!
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(2014.12.13記)