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二十四の瞳 の思い出 – 9月14日は、今から60年前に映画が封切られた日

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「今日は何の日?」シリーズ第65弾です。

『二十四の瞳』の映画と原作

今から60年前、1954年9月14日に、木下惠介監督の映画『二十四の瞳(にじゅうしのひとみ)』が封切られました。

原作は、1952年(昭和27年)に壺井栄が発表した小説です。

第二次世界大戦の終結から7年後に発表されたこの小説は、作者の壺井栄が、自身の戦時中を生き抜いた経験を通して、この戦争が一般庶民にもたらした数多くの苦難と悲劇を描いています。

『二十四の瞳』のあらすじ

富田が小学校時代、学校の授業で教えられた記憶がある物語です。今の学校では、どうなんでしょうか?

あらすじを、Wikipediaから以下の通り引用させてもらいます。

【あらすじ】

1928年(昭和3年)、普通選挙が実施される一方で治安維持法の罰則が厳しくなった年に、「女学校の師範科」を卒業したばかりの正教員の大石久子(おなご先生)は、島の岬の分教場に赴任する。

そこに入学した一年生12人(男子5人、女子7人)の児童の、それぞれの個性にかがやく二十四の瞳を前に、この瞳をどうしてにごしてよいものかと感慨を持つ。

若く朗らかな大石先生に子供たちはすぐになつき、信望を集めた。しかし颯爽と自転車に乗り洋服姿で登校するおなご先生は「ハイカラ」であることを理由に、保守的な村の大人達から敬遠される。

些細な誤解から面罵され、思わず涙する事も。しかしいつでも子供たちはおなご先生の味方であり、支えであった。

そんな折、大石先生は年度途中で子供たちの作った落とし穴に落ちてアキレス腱を断裂。分教場への通勤が不可能になってしまう。

大石先生が不在の中、「おなご先生」を一途に慕う子供たちの姿を目の当たりにした村の大人達の態度も軟化する。大石先生が子供たちにとってかけがえのない存在であることを理解したのだった。

やがて怪我が完治した大石先生は本校へ転任する事となり、村の皆に見送られ、再会を約束して分教場を去った。

1932年(昭和7年)、5年生になった子供たちは本校に通うようになり、新婚の大石先生と再会する。

しかし昭和恐慌や東北飢饉、満州事変・第一次上海事変と続く戦争といった暗い世相は、大石先生を始めつつましく暮らす生徒達のそれぞれの暮らしに、不幸の影を落とし始める。

1934年(昭和9年)春、戦時教育に憂いを持った大石先生は教え子たちの卒業とともに教職を辞する。12人の生徒たちはそれぞれの運命を歩む。

彼らの行く末を案じ、戦地へ赴く教え子には「名誉の戦死などするな、必ず生きて帰れ」と、声を潜めて伝える大石先生だった。

1946年(昭和21年)、船乗りの夫を戦争で、相次いで母親も末娘も亡くした大石先生はふたたび教壇に復帰する。

幼い児童たちの中にはかつての12人の児童たちの近親者もいる。点呼を取るだけで涙ぐんでしまう大石先生は、その昔「小石先生」とあだ名をつけられたように「泣きミソ先生」と呼ばれることとなる。

教師の道をえらび、母校に勤務しているかつての教え子の呼びかけで、12人(のうち消息のわかるもの)は大石先生と会合をもつ。

貧しさから波乱の人生を余儀なくされた者、家が没落し消息を絶った者、誰にも看取られる事なく病死した者、遠い海の向こうで戦死し2度と帰ってこない者、戦場で負傷し失明した者。

時代の傷を背負って大人になった彼らは、大石先生を囲んで小学1年生のあの日皆で一緒に撮った写真を見る。

『二十四の瞳』の思い出

今年の夏は、このブログで「今日は何の日?」シリーズをアップしていたせいもあって、沖縄慰霊の日、広島・長崎の原爆記念日、終戦記念日といった第二次世界大戦に関係した日を振り返る機会を多く持ちました。

そこで改めて戦争の悲惨さ、やりきれなさを感じた次第です。

『二十四の瞳』を最初に読んだのは、子どもの頃なので「可哀想だなぁ…」という思いだけを抱いていたような気がします。

今日改めてあらすじを振り返ってみて、大人になった今、もう一度読み返してみたいと思った、三連休中日、日曜日の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.9.14記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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