さて、「今日は何の日?」シリーズのライトバージョン第4回です。
1989年1月8日に、閣議で元号を改める政令が決定され、新しい元号「平成」が発表されました。
昭和天皇の崩御と改元
1989年 (昭和64年) 1月7日に昭和天皇が崩御され、今上天皇が即位しました。
これを受けて、1979年に制定された元号法に基づき、1989年 (平成元年) 1月8日に改元がなされました。
元号法は、日本の法律の中で、もっとも条文が短く、本則は次の2項しかありません。
第1項: 元号は、政令で定める。
第2項: 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める(一世一元の制)。
「平成」は、元号法によって改元された最初の元号です。
冒頭の画像は、当時の内閣官房長官だった小渕惠三氏が新しい元号を発表した時のもので、象徴的なシーンとなりました。
「平成」の由来
「平成」の名前の由来は、『史記』五帝本紀の「内平外成 (内平かに外成る) 」、『書経』大禹謨の「地平天成 (地平かに天成る) 」からで、「内外、天地とも平和が達成される」という意味だそうです。
平成になってからを振り返ると、バブル崩壊からアメリカ同時多発テロ発生、リーマンショックに象徴される世界金融危機、戦後最大の国難と呼ばれた東日本大震災と原発事故、解決が長引く北朝鮮拉致問題、尖閣諸島問題や竹島問題などの領土問題や反日運動激化など、なかなか元号に込めた願いの通りとはなっていません。
「平成」生まれの若者達に期待する
昨年華々しい活躍を見せ、いよいよ日本人初のメジャータイトル制覇が視界に入ってきた錦織圭選手は、平成元年12月生まれです。
そして、世界で活躍する若きアスリート達は、ほとんど平成生まれです。
また、かつてはいい学校を出て、いい会社に入ることが目標だった価値観から、新たなチャレンジを行う価値観を持つ若者達も確実に増えていると思います。
日本が世界に誇れるイノベーションを起こしてきたのは、いつも斬新な発想を持つ若者達でした。
我々シニア世代も勿論頑張る必要がありますが、そうした若者達のバックアップを大いにしていきたい、と考えた次第です。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.1.8記)