さて、今日は「柿の日」だそうです。
「柿の日」の由来
全国果樹研究連合会カキ部会が、2005年に制定した記念日です。
今から120年前の1895年 (明治28年) 10月26日に、正岡子規が「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだことに由来しています。
この句は、子規が法隆寺に立ち寄った後、茶店で一服して柿を食べると、途端に法隆寺の鐘が鳴り、その響きに秋を感じた、という意味だそうです。
生涯に20万を超える句を詠んだ子規の作品のうち、最も有名な句であり、芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」と並んで俳句の代名詞となっています。
「柿の日」に思うこと
僕の実家の茶庭には、古い柿の木があります。
たくさん実のなる年と少ない年が、大体交互にやってきます。今年もたくさんの実が色付いてきました。
小さい頃は、父親と一緒によく柿を取ったものです。
柿の取り方ですが、まず長い竹の先に切れ目を入れ、その間に木片をはさみ麻縄で縛り、二股にして「Y」字形にします。
このY字の先を柿の実がなってる小枝に差し、竹を捻ると枝が折れます。うまくやると折れた枝は、Y字の先に付いてるので、そのまま竹をおろせば柿は傷も無く綺麗に取れます。
でも、たまに枝を折った拍子に柿の実が落下して、地面にたたきつけられて割れてしまいます。
なので、父親は脚立などに登り、竹で枝を捻ります。うまく枝がひっかかっていれば、そのまま地上にいる僕の方に竹を差し出します。
枝を折った途端に落下したら、僕の腕の見せ所です。素早く落下地点に移動し、落ちてくる柿の実を傷つけないようにキャッチするのです。
今では、高枝切りバサミがあるので、こんな苦労はしなくてもいいですね。
自宅の柿は、種がしっかりあって、その種の回りのプルンとした所がまた甘いので大好きです。
・・・というわけで、自宅の柿が食べられるのはまだ少し先なので、地元のJAで売っている地場で収穫された柿を買いに行こうか、と思う「柿の日」の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.10.26記)