さて、今日は「国立銀行設立の日」だそうです。
「国立銀行設立の日」の由来
今から142年前の1873年 (明治6年) 6月11日に、日本最初の銀行として第一国立銀行 (現在のみずほ銀行) が設立されたことに由来します。
「国立銀行」とは、アメリカのnational bank の直訳で、「国法によって立てられた銀行」という意味だそうです。
あくまで民間資本が、国立銀行条例という法律に基づいて設立したものであって、国が設立した銀行ではないわけです。
当時の国立銀行は、金貨との交換義務を持つ兌換紙幣の発行権を持ち、1879年までに153もの国立銀行が開設されたそうです。
銀行は設立順に番号を名乗っていて、これを「ナンバー銀行」と呼ぶこともあるんだとか。
現存する八十二銀行は、第十九銀行と六十三銀行が合併し、両者の数字を合わせて名付けられた銀行 (82=19+63) です。
1882年に中央銀行である日本銀行が開設されると、国立銀行は貨幣発行権を剥奪されて普通銀行となり、紙幣発行は唯一日本銀行のみが行うようになります。
「国立銀行設立の日」に思うこと
調べてみると、八十二銀行のほかにも、香川県高松市に本店を置く地方銀行・百十四銀行も、1878年に国立銀行条例に基づいて創立されていました。
実に153もの銀行が、数字を頭に付けて存在していたわけです。今日の記念日をきっかけに初めて知った次第です。
しかし、当時の人たちは銀行を間違えなかったのでしょうか。
区切りのいい数字なら覚えやすいでしょうが、六十四と六十五と記憶があやふやになりそうです…(^^;
それに、153もの銀行がなぜ必要だったのかも不明です。
いずれにしても、こうした国立銀行が、今日の銀行に起源になっているのです。
日頃お世話になっている銀行のルーツを辿ってみるのも、一興かもしれませんね。
・・・・・・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2015.6.11記)