「今日は何の日?」シリーズ・ライト版です。
さて、今日は「咸臨丸の日」だそうです。
「咸臨丸の日」の由来
今から155年前の1860年 (万延元年) 旧暦2月26日に、幕府が派遣した使節団が、咸臨丸による37日間の太平洋横断航海を終えてサンフランシスコに到着しました。
この日を記念して「咸臨丸の日」となりました。
咸臨丸は、幕末期に江戸幕府が保有していた、洋式のスクリューを装備する船としては初の軍艦です。木造でバーク式の3本マストを備えた蒸気船でした。
「咸臨丸の日」に思うこと
咸臨丸の艦長は勝海舟、提督は木村摂津守であり、福澤諭吉やジョン万次郎らも乗船していたそうです。
太平洋を渡る37日間の船旅は、いかがなものだったのでしょうか? (ちなみに現在、羽田・成田からサンフランシスコへの飛行時間は10時間足らずです。)
ジョン万次郎以外のは、大半が船酔いで苦しんだそうですが、決して快適な船旅ではなかったことでしょう。咸臨丸自体が軍艦で客船ではありませんし。
でも、未知の国を訪れるワクワクドキドキ感は凄かったことだろうと想像に難くありません。
勝海舟や福澤諭吉が、船上で何を考え、どんな言葉を交わしたのか、是非聞いてみたいものです。
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」では、吉田松陰がいよいよ松下村塾を開き、人材を輩出する展開となってきましたが、これが1857年。咸臨丸がサンフランシスコに到着する3年前のことです。
松下村塾では、久坂玄瑞・高杉晋作・伊藤博文、山縣有朋など、幕末から明治にかけて活躍した面々が学ぶことになります。
ちなみに、第15代将軍徳川慶喜が政権返上した「大政奉還」が1867年、咸臨丸がサンフランシスコに到着してから7年後の出来事です。
やはり、激動の幕末の時代に思いを致すと、なぜかワクワクしてしまいます。
・・・というわけで、当時の情景をまざまざと想像してしまった木曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.2.26記)