さて、今日は「 真珠記念日」だそうです。
「真珠記念日」の由来
今から122年前の1893年 (明治26年) 7月11日に、三重県鳥羽町の御木本 (みきもと) 幸吉夫妻が、世界で初めて真珠の養殖に成功したことに由来しています。
養殖場を始めてから3年目で、半円形ながら5粒の養殖真珠が収穫されたそうです。真円形の真珠は、1906年 (明治39) 年に完成したとか。
「真珠記念日」に思うこと
「世界中の女性を真珠で飾りたい。」と語った御木本幸吉が創業した「ミキモト」は銀座本店をはじめ、いくつかの店舗を展開していますね。
銀座本店の店頭に飾られるクリスマスツリーは、シーズンの風物詩として毎年ニュースに登場します。
宝石の中でも、真珠は独特の趣があるように感じます。
石言葉というのがあるそうですが、それによると真珠は「健康・富・長寿・純潔」などを表しているそうです。
華美にならないその佇まいは、喪服にも合わせられます。
それでありながら、「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれているほどの美しい光沢に富んでいるので、とても魅了されます。
男性でも、ネクタイピンやカフスボタンにあしらっても違和感がありません。
こうして、養殖貝による真珠生産が始まってから、100年余りが経過しましたが、1996年頃から始まったウイルス感染症によるアコヤガイの大量斃死現象や、真珠摘出後の廃棄貝、および諸々の排水による湾の被害などによって、日本のアコヤ真珠の生産量は低下しているそうです。
地球環境の問題が、真珠の養殖にも影響しているのですね。
・・・というわけで、綺麗な真珠について認識を新たにした「 真珠記念日」の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.7.11記)