さて、2015年も100日目を迎えた今日は、「女性の日」だそうです。
「女性の日」の由来
労働省(現在の厚生労働省)が、1949年 (昭和24年) に「婦人の日」として制定しましたが、1998年 (平成10年) に「女性の日」と改称されました。
今から69年前の1946年 (昭和21年) 4月10日に、戦後初の総選挙で初めて婦人参政権が行使されたことにちなんでいます。
冒頭の画像は、初めて誕生した女性代議士達の姿です。そして、4月10日から1週間が「女性週間」となっているのです。
「女性の日」に思うこと
日本で婦人参政権が認められたのは、第二次世界大戦後の1945年 (昭和20年) 10月10日に、当時の幣原内閣で婦人参政権に関する閣議決定がなされたことによります。
また、翌10月11日には、幣原内閣に対してマッカーサーによる五大改革の指令が出され、それには「参政権賦与による日本婦人の解放」が入っていたそうです。
婦人参政権実現の背景には、占領軍 (GHQ) の圧力が存在していたわけですね。
ちなみに、女性参政権が実現した年を確認すると、アメリカが1920年、イギリスが1928年、フランスが1945年となっています。
今の先進諸国でも、そんなに古くはないわけです。
現代の日本を考えてみると、若者達は男女差は感じていないように見えます。会社組織の中では、管理職層の年代が高いことからまだまだ男性優位論が幅をきかせているようですが…
特に女性の場合は、パワハラ・セクハラに加えて、最近ではマタハラ (マタニティ・ハラスメント) によって、出産後も働き続けることが困難な場合が多いようです。
少子高齢化が進む中で、出産し子育てをしながらも働き続けたいという女性の存在はとても貴重だと思います。
保育所整備・待機児童ゼロ政策も勿論ですが、職場の雇用継続意識を高めるための施策も行政にもっと求められているのが現状です。
また、地域住民のコミュニティで、地域全体の子育て家庭をバックアップするような取り組みも必要ですが、大都市で希薄になっているご近所付き合いの中では難しいでしょうか…
・・・というわけで、あと数年で年金受給世代となるアラカン (アラウンド還暦) の身としては、今後どんなことをすれば子育て支援に貢献できるのか、改めて考えてしまった「女性の日」の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.4.10記)