さて、今日は「梅干しの日」だそうです。
「梅干しの日」の由来
2006年に、和歌山県みなべ町の東農園が制定した記念日だそうです。
「梅干しを食べると、難が去る」と昔から言われてきたことから「なん (7) が さ (3) る (0)」の語呂合せで、7月30日になったとか。
これも、なかなか苦しいですな…(^^;
恵方 (2015年は西南西) を向いて梅干しを食べると、難が去ると言われています。
「梅干しの日」に思うこと
昨日は「福神漬の日」でしたが、今日は梅干しですね。
ちょっと調べてみたのですが、梅干しは古くは中国から伝わったもので、平安時代には村上天皇が梅干しと昆布茶で病を治したという言い伝えが残っているそうです。
戦国時代以降は、梅干しは保存食としてだけではなく、傷の消毒や戦場での食中毒、伝染病の予防になくてはならないものだったとか (陣中食) 。
合戦中の休息に、梅干しを見ることで唾液の分泌が促進して、息切れ つまり脱水症状を防ぐ目的にも使われたようです。なるほど…
梅干しで思い出すのは、上方落語の「始末の極意」という演目です。
吝嗇 (りんしょく=ケチ) な人物による、度を越した「始末 (=節約) 」の方法が多く登場するお噺です。
その中に梅干しが登場します。
そもそも梅干しは食べるものではなく、眺めていると自然に出てくる唾 (つば) をおかずにして、ご飯を食べるためのものだ、ということです。(^^;
小さい頃にこの落語を聞いて、実際試してみたことがあります。
確かに、梅干しをじっと眺めていると、その酸っぱさが想像できて、ご飯を食べることができました…
でも、二口三口食べたところで、飽きてしまいました。やはり佃煮でもふりかけでもお新香でも、何かおかずが欲しいよな、と幼な心に悟った次第です。
・・・というわけで、こうして人は一つひとつ学習して、大きくなっていく、というお話でした。お粗末・・・
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.7.30記)