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” かいわれ大根の日 ” に思うこと → 過去の謂われなき事件を思い、天災と共に人災にも備える覚悟を…

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アイキャッチ画像

さて、今日は「かいわれ大根の日」の日だそうです。

「かいわれ大根の日」の由来

今から29年前の1986年 (昭和61年) 9月に、日本かいわれ協会 (現・日本スプラウト協会) が、かいわれ大根の良さをアピールしようと第1回総会で制定した記念日です。

9月18日としたのは、9月はその会合を開いた月であり、18日は数字の8を横にして、その下に1を付けると、かいわれ大根の姿 (竹とんぼ型) に似ているから、というのがその理由です。

「かいわれ大根の日」に思うこと

かいわれ大根と聞いて、まず思い浮かんだのは元総理の菅直人のことでした。

東日本大震災や福島原発事故の対応に失敗した菅直人は、1996年に第1次橋本内閣の厚生大臣として初入閣しました。

そして、同じ年に大阪で発生した大腸菌O157による食中毒事件で、厚生大臣として致命的なミスを犯します。(Wikipedia参照)

まだ、科学的証明が不十分な段階で「大阪府の業者が出荷したかいわれ大根が原因となった可能性がある」と、厚生大臣の立場で発表してしまったのです。

これにより、またたく間に風評被害が発生し、結果として倒産・破産するかいわれ農家や業者が続出し、自殺者まで出る事態となりました。

その後の調査で、そうした農家・業者からO157が検出されず、菅は記者会見でかいわれサラダを食べることで、安全性をアピールし、沈静化を図ったのです。

かいわれ大根を食べる菅直人

しかし、その後の国家賠償を求める民事裁判で、「被控訴人が被る打撃や不利益に思いを至せば、その時点では、公表すべき緊急性、必要性があったとはいえない」という司法判断が示され、国側敗訴が確定します。

それから月日は流れ、民主党政権が誕生し、あの宇宙人総理の鳩ポッポさんに続いて2010年には総理になります。

総理就任時の記者会見で「政治の役割は『最小不幸社会』を作る事だ」と述べて物議を醸したことを覚えている方も多いことでしょう。

・・・おっと、話がかいわれ大根からそれましたが、このような歴史があったのです。

まっとうに育っていても (生きていても) 、どんなことに巻き込まれて苦難の時期 (人生) を送ることになるか分かりません。

各地で起きている噴火や災害などの天災以外に、人災もいつ身に降りかかってくるか分かりませんよね。

そうした事態が起こっても、冷静沈着に対応しなければ…と改めて覚悟を決めた「かいわれ大根の日」の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2015.9.18記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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