さて、今日は少し趣向を変えて「はやぶさ2の地球スイングバイ 」についてです。
「はやぶさ2の地球スイングバイ」について
小惑星探査衛星「はやぶさ2」は、昨日 (12月3日) 地球に最接近してスイングバイを行い、いよいよ小惑星に向かう軌道にのりました。
この地球スイングバイとは、小惑星「Ryugu」に向かうために、地球の引力を利用して軌道制御を行うというものです。腰を抜かすほど精密な軌道と超精密に設定された速度で地球をかすめたのです。
「はやぶさ2の地球スイングバイ」に思うこと
「はやぶさ2」は、ちょうど1年前に打ち上げられました。打ち上げ後、「はやぶさ2」は地球とほぼ同じ軌道を1年かけて太陽の周囲をたどり、地球に戻ってきたのです。
また地球へ? どうしてそんな変なことを?と素朴な疑問が湧きますよね。
実は、1年かけて地球に戻って来ないと目的の小惑星「Ryugu」に到達できないそうです。地球の力を借りて、速度アップと進路変更をするためにはどうしても必要なステップなんです。
こうして、小惑星を目指す「はやぶさ2」は計画通りに行けば2018年に目的地に到着し、サンプル採取をして、今度は東京オリンピックが開催される2020年に地球へ帰還する予定です。
気の遠くなるような計画で、凄いとしか言いようがありません。
でも、考えてみれば人間も長い年月をかけて、いろんな人の助力を得て引っ張って貰って、そして望ましい進路に進むことができるのですよね。
自分の人生を振り返ってみれば、多くのメンターの方々、ロールモデルとさせて頂いた方々の引力に引き寄せられ、またそのお陰で今日があるのだと思います。
・・・というわけで、今度は自分が少しでも影響力を持つ一人の人間として、若い方々に貢献ができるようになりたいと思う「はやぶさ2の地球スイングバイ」の翌朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.12.4記)