閑話休題。
さて、今日は最近どうにも気になっていることについて書いてみます。
それは、ネット時代がますます進化することに伴い、ネットセキュリティの意識も進化させる必要がある、ということです。
怖い事態が連日報道されている
最近のニュースの話題で、身近に起こりそうで怖いものが続いています。
- 個人の LINE画面が流出した問題
- 防犯カメラの映像がネットに流失した問題
いずれもネットに関連した問題ですが、現時点ではマイナンバーによる個人情報流出リスクより、遙かに怖い事態かもしれません。
「IoT」化が進んでいる
一方、現在はどんどん「IoT」化が進んでいます。
「IoT」とは「Internet of Things」の頭文字を取った単語です。日本語では一般的に「モノのインターネット」と呼ばれています。
IoTを簡単に説明すると、「身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる」仕組みのことです。
IoTという言葉に馴染みがなくても、最近は、テレビをインターネットに接続したり、職場からスマートフォンで自宅のレコーダーに録画予約できることはご存知だと思います。
エアコンも同様に、スマートフォンで遠隔操作することにより、帰宅時間に合わせて室内を最適な温度に保 つことができたりします。
テレビやエアコンのほか、IoTはさまざまな分野で活用されています。自動車・交通機関・医療・農業における活用事例は、こちらのサイトが参考になるでしょう。
ネットリスクに対するセキュリティ意識を改めよう
個人の LINE画面が流出した問題については、LINE本社が正式な見解を発表しています。
LINE Corporation
LINEの登録メールアドレスとパスワードが適切に保護されていれば、自身が意図しない形でユーザー情報や、やり取りの内容が第三者に渡ることはありません。 …
これによれば、LINEの登録メールアドレスとパスワードが適切に保護されていれば、自身が意図しない形でユーザー情報や、やり取りの内容が第三者に渡ることはないとされています。
防犯カメラの映像がネットに流失した問題は、各報道で伝えられている通り、防犯カメラの映像をオーナーがネット経由で閲覧する際に必要なパスワードを、設置された時の初期設定のまま使い続け、変えていなかったことが原因です。
防犯カメラ映像、ネット「だだ漏れ」のリスク – Yahoo!ニュース
流出リスクに対応するためには、適切なパスワード設定と定期的な変更が必要とされています。
僕自身は、昨年Facebookのアカウントを乗っ取られ、登録していた友人多数に宛てて商品セールスのメッセージをばらまかれ、友人達に大いに迷惑をかけてしまった経験があります。
これもFacebookに登録していたパスワードを解読されてしまったことが原因です。
それを機に、解読されにくい複雑なパスワードに変更したことは言うまでもありません。
パスワード管理と定期的な変更の徹底
現在は、指紋認証などの技術も進んできていますが、ネット上の認証はパスワードが主流であることに当分変わりはないでしょう。
複雑なパスワード設定は面倒くさいので、できればしたくありませんが、重要な個人情報が漏れるリスクを考えると、対応しなくてはいけません。
「IoT」化が進み、どんどん便利になる反面、ネットリスクは増大します。例えば、自宅のいろんな機器の操作を、他人に乗っ取られたらと思うとゾッとします。
こうした時代に、自分の身は自分で守らなくてはいけないのは自明の理です。
ネットセキュリティの意識も進化させ、パスワード管理と定期的な変更を徹底して参りましょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2016.1.27記)