Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

最近のマスコミ報道のレベルの低さ、民主党の志の低さに呆れる…

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アイキャッチ画像閑話休題。

まあ、今に始まったわけではないのですが、年明け以降ゲスな話題の報道が続き、いい加減ゲンナリしていたところに、自民党の丸山和也参院議員の「黒人」「奴隷」「大統領」発言が、「失言」「人権侵害」「人種差別的」と報道されました。

また、民主党議員による「安倍首相の睡眠障害を勝ち取ろう」という、これこそ「人権侵害」ではないか、という発言もありました。

どうもなんだかなぁ、とイラッとしたので、今日はこの話題を書かせて下さい。

我々の世界では「揚げ足取り」と言うのでは?

丸山議員の発言について、民主党の議員が「あまりにもひどい発言だ」と指摘し、野党 (民主、社民、生活) が議員辞職勧告決議案を参院に提出するという騒動に発展しました。

丸山議員は発言の撤回と謝罪、憲法調査委員会の審査会幹事と委員の辞任に追い込まれます。

これを受けてマスコミがあれこれ報道しているわけですが、そんな時に『丸山「奴隷」発言が問題なら、新聞社は全滅では?』という記事が目に飛び込んできました。

記事を読んで、「ああ、これは僕のイラッとしたことの本質を突いている…」と思いました。

記事中にある当の丸山議員の発言内容を引用してみます。

例えば今、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って。

リンカーンが奴隷解放をやったと。でも、公民権も何もない。マーティン・ルーサー・キング(牧師)が出て、公民権運動の中で公民権が与えられた。

でもですね、まさか、アメリカの建国、当初の時代に、黒人・奴隷がアメリカの大統領になるとは考えもしない。これだけのですね、ダイナミックの変革をしていく国なんです。

記事にもある通り、話し言葉を文字に起こしてみれば、多少言葉足らずではあるかもしれませんが、これを見て「オバマ大統領は奴隷」とは要約できないでしょう。

どう見ても「『奴隷とされてきた黒人』にルーツを持つオバマ氏が大統領になった」としか受け取れません。

そして、これは事実そのものであり、そうした発言を「失言」「人種差別的」と報じるのは、単なる揚げ足取りとしか思えません。

同様の内容を新聞社は過去書いてきている

目に飛び込んできた記事によれば、2008年8月30日の朝日新聞の天声人語に次の一文があるとか。

最初の黒人奴隷が北米に運ばれて4世紀、同じアフリカ系の血を引く政治家が、とうとう米国の頂に手をかけた

これ以外にも、「奴隷にされてきた黒人」の血を引くオバマ大統領のルーツや、黒人解放運動に邁進したマーチン・ルーサー・キング牧師を引き合いに出した記事を朝日新聞は何度も掲載しているようです。

こうした記事を「オバマ大統領は奴隷」と要約するのがおかしいように、丸山議員の発言をそう要約することもおかしいはずです。

民主党議員の軽率な発言に呆れる

また、つい最近、民主党の中川正春元文部科学相が「安倍首相の睡眠障害を勝ち取りましょう」と発言しました。いやぁ〜、この発言を聞いた時には唖然呆然としました。

後日、安倍首相は衆院予算委員会で、この発言について「人権侵害」だと激怒しました。もっともなことだと思います。

民主党の一部の議員のレベルの低さには慣れていたつもりですが、大臣まで務めた人が公の席で、一国の首相を病気にしてしまおう、などと発言するなど正気の沙汰とは思えません。

世の中には、睡眠障害に悩む人がたくさんいます。そうした人達の気持ちを慮らない軽率な発言は、それこそ議員を続ける資格などないと思います。

最後に

目に飛び込んできた記事の最後の部分が、僕の気持ちを代弁してくれているので、少し長くなりますが引用します。

「むちによって、剣によって流された血を通じ、私たちは、自由と平等の原則のもとに築かれた結束は、半分が奴隷で半分が自由という状態では生き残れないことを学びました」(朝日新聞、2013年2月1日、中井大助)

これはオバマ大統領が、二度目の就任演説を行った際の文言だ。オバマ大統領は自らのルーツやアメリカの歴史と切り離すことのできない黒人や奴隷が体験してきた過去を自ら背負い、そしてその負の遺産を少しずつ清算し、ついに大統領まで出したアメリカという国家に誇りを持っているだろう。

それに対して、話し言葉の言葉尻をとらえ、揚げ足取りをして国益を失わせる日本のメディア、あるいは野党の志の低さには呆れるほかない。

 
丸山「奴隷」発言が問題なら、新聞社は全滅では? : アゴラ – ライブドアブログ
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
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(2016.2.22記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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