さて、今日は特定地域の食材を使った料理を提供するレストランバスや列車が、相次ぎ登場し、地方創生に一役買おうとしていることについて書いてみます。
新潟県の食材を使ったレストランバス
高速バス大手のウィラー・アライアンスなどは、このゴールデンウィークから、新潟県の企業や団体と共同で厨房を備えたレストランバスの運行を開始しました。(こちらのサイト参照)
バスは2階建て構造で、1階の厨房でシェフが新潟の食材を調理、2階には乗客25人が食事を楽しめるテーブル7卓を備えています。
野菜・果物の収穫体験や酒蔵見学などを組み込んだ2種類のコースが用意され、料金は10,800円~1万2,960円です。
収穫体験した先で収穫された野菜・果物や、見学した酒蔵で作られたお酒を、実際に頂けるのが売りです。
埼玉県の食材を使ったレストラン列車
西武鉄道は、観光列車「旅するレストラン『52席の至福』」の運行を始めています。(こちらのサイト参照)
東京都心と埼玉県の秩父、本川越を結び、土日祝日を中心に年100本程度運行する予定とのことです。
食材は沿線の埼玉県産の野菜などを中心に使い、昼のブランチコースは1万円、夜のディナーコースは1万5,000円で、東京の料理店「つきじ田村」などが監修しているそうです。
なんでも、6月下旬まで昼のコースは予約が埋まっているそうです。
京都丹後地方の食材を使ったレストラン列車
京都丹後鉄道は、観光列車「くろまつ号」の運行を始めています。(こちらのサイト参照)
豊岡と天橋立を結び、金土日祝の午前中〜夕方にかけて3便を運行し、お料理は沿線の丹後地方のさまざまな食材を使って、「丹後のこだわり味わいコース」4種類を提供しています。
「BETSUBARA (べつばら) 」「MANPUKU (まんぷく) 」コースが8,800円、「YOKUBARI (よくばり) 」「TASHINAMI (たしなみ) 」コースが7,800円です。
最後に
地域の食材を使った美味しいお料理を、バスや列車で移動しながら楽しめるというのは、つい行きたくなるシチュエーションですね。
バスや列車で食べるものというと、お弁当というイメージですが、それが一流料理店のアレンジなどによる料理として、温かいまま供されるとなると、食指が動きます。
また、新潟県の食材を使ったレストランバスのように、実際に収穫体験した野菜・果物や製造過程を見学した酒蔵のお酒も楽しめるとなると、社会勉強にもなりますし、ますます美味加減が増すというものです。
その地域の生産者にとっても、売上拡大と共に、大きなPR効果が見込めます。地方創生に一役買える効果がありますね。
一度、体験されては如何でしょうか?
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.4.30記)