閑話休題。
さて、今日は「ことばの日」だそうです。
「ことばの日」の由来
5月 (こ) 18日 (とば) の語呂合せから生まれた記念日です。
そして、ことばを正しく使うように心掛ける日とされています。
人は言葉によって、認識を共有しています。反対に、言葉に出来ない思考・概念は、それを伝えることはとても困難です。
言葉が無い時代の意思伝達は、声を発して相手の注意をひき、ボディーランゲージや絵文字等を指し示すなどによってなされていたと推定されています。
このような行為を何度も繰り返すうちに一定の規則性が生じ、発声行為が規則性のある言葉となり、絵文字等が規則性のある文字へと変化していったと考えられています。
こうして、より高度な言葉の文化が生み出されていったのですね。
「ことばの日」に思うこと
言葉の大切さは、親しさが増すほど深くなっていく気がします。
例えば、家族や夫婦の間で、感謝の言葉を口にするのは、照れ臭いこともあって疎かになりがちではないでしょうか?
普段の行いから、言わなくても感謝の気持ちは伝わっているだろう、と特に男性は思い込みがちのような気がします。
そして、奥さんに言われてしまいます。「言ってくれなきゃ、分からないじゃない!」(^^;
感謝だけではなく、言葉による貢献に「賞賛」があります。
「大変よくできました。偉い、偉い。」という「褒める」のとはちょっと違います。
「おー!凄いね!よくできたね!素晴らしい!」と言えば、対等の関係でかつリスペクトを感じます。
言われた方も、何か上から目線で褒められるよりも、賞賛された方が嬉しいに決まっています。
「伝え方が9割」という本があります。なんでもビジネス書で3年連続ベスト10入りという史上初の快挙を成し遂げたとか。
僕も熱心に読みましたが、なるほど言葉の使い方は技術であるな、と納得しました。
例えば、デートに誘う時に単刀直入に「デートして下さい」と言うか、イタリアン大好きな彼女であれば「驚くほど旨いパスタどう?」と言うか…成果は明白ですね?
同じ内容を伝えるにしても、言葉の選び方、表現の仕方で相手が受け取る印象が大きく変わります。
ある人が言えば「セクハラ発言!」と受け止められ、ある人が同じことを言っても好意的に受け止められる、そんなこともありそうです。
慎重に言葉を選ぶために頭をフル回転させる、そして面と向かって伝える時は笑顔も忘れずに。そうすれば、誤解されることも最小限になるはずです。
頭と口と笑顔はいくら使っても減りません。(笑い皺は増えるかも…) むしろ使えば使うほど、人間関係が豊かになるはずです。
・・・というわけで、普段なにげなく選んでいる「ことば」ですが、今日を機会にもう一度普段の言葉遣いをチェックしてみようと思った次第です。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2016.5.18記)