さて、6月に入り全国的に真夏の暑さとなり、首都圏は2日続けて真夏日となりました。
今朝は、汗ばんだ肌をシャワーで洗い流し、さっぱりとしました。今は、開け放った窓から爽やかな風が通り抜けている、自宅仕事場でMacに向かっています。
昨日は、昨年「ソーシャルおじさんズ」リーダーの徳本昌大さんから学んだ「コミュニティの大切さと育て方」について、改めて見直してみたことを書きました。
「コミュニティのための10箇条」最初の5箇条
そして、その学びの中で「コミュニティのための10箇条」が、その後、富田がコミュニティに関わる時のベース・指針になっていることをご紹介しました。
昨日ご紹介したのは、最初の5箇条です。タイトルを見てみると、以下の通りになります。
- 継続したアウトプットの大事さ
- アクションの速さ
- 自らの専門性を高める
- 仲間を見つける大切さ
- 「Give & Give」の精神を持つ
そして、この学びは、ビジネス書大賞2013受賞作の「WORK SHIFT」に書かれた以下の3つのシフトにも通じると感じたのです。
働き方を変える! 〈3つのシフト〉
●ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
●孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
●大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
「コミュニティのための10箇条」続きの5箇条
では、続きの5箇条をリマインドしてみます。
6番目は、弱き紐帯(※)のコミュニティを作ること。
友達の友達、友達の友達の友達、と繋がりが広がることで、実際に物事が進むケースが多い。
(※) ちゅうたい【紐帯】→ 1 ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。2 血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。(出典 : goo辞書)
7番目は、常に率先して手を挙げる、幹事役を引き受けること。
コミュニティの中では、幹事として汗かいた方が面白いことが起こる。
8番目は、ソーシャルで出会い、リアルで会うこと。
友達の友達と繋がるには、ソーシャルでの出会いが重要。そしてリアルに会うこと。このソーシャリアルの重要性は増している。
9番目は、仲間と集えるプラットフォームを作ること。
例えば、共著として電子書籍を作る、等のプラットフォームを作る。
プラットフォームを作ることで、さまざまな年代・異なる職業の仲間とコラボできる可能性が広がる。
そして最後の10番目は、伝える力を育てること。
自分の気持ちを伝える力、相手の良さを見つける力を育てる。そして、その良さを活かすことを考える。
コミュニティ経済=響想社会に生きる
昨年5月に「自分をつくる学校」を卒業して1年余り。メイン講師の原尻淳一さんが、その第1回講義で使われたレジメを今見直しています。
その中で、「二重経済/二重社会に生きているのが現在」というパートがあります。
一つは、市場経済 (貨幣経済) を中心とした競争社会 (マスメディア) です。
もう一つは、コミュニティ経済 (贈与経済) を中心とした響想社会 (ソーシャルメディア) です。
「WORK SHIFT」に書かれた三つのシフトのうちの一つ、「大量消費から『情熱を傾けられる経験』へのシフト」にあるように大量生産・大量消費の時代から、確実に変化しているのが現在です。
一部のマスメディアしかできなかった情報発信が、インターネットの発達により、個人が、文字で画像で動画で、どんどん情報を発信できる時代になりました。
FacebookなどのSNSの登場で、距離の制約を超えて、さまざまな個人が繋がることのできる時代になりました。
組織ではなく個人、HAVE(所有)ではなくBE(存在)、消費ではなく創造が重要になってきました。
そんな価値観を持つ個人が、いろいろな形で結びつき、コミュニティを形成していく。そして、その「ソーシャリアル」の世界で働き、遊ぶことができるようになっていきます。
そうなると、そこはもうオンとオフの境界がないフィールドになると思います。
今、推進している「終活」を中心とした「ベスト・クロージング!」プロジェクトも、コミュニティメンバーとの響想社会を形成するプラットフォームとして、取り組もうとしています。
まだまだ、試行錯誤の段階ですが、やりたいことをやる、社会のお役に立てることをやる、そして、それをビジネスとして成立させる、という心積もりでいます。
それが、コミュニティ経済=響想社会の具現化になると信じているからです。壁はいくつも登場するでしょうが、信頼できる「仲間」と共に、なんとか乗り越えていきたいと考えています。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2014.6.3記)