さて、いよいよ6月第1週がスタートしました。
まず今月は、サッカーW杯で日本チームの活躍を期待したいですね。多くのサポーターもブラジル現地で熱い応援を繰り広げることと思いますが、治安が心配される中、事故や事件に巻き込まれないように祈ります。
そんなサポーター達をメディアが報道する中で、サポーター同士のコミュニティの話題がありました。
そのコミュニティでは、どのようなことに気をつけて現地で過ごせばいいか、イヤリングはすれ違いざまに引きちぎられるからつけない方がいいとか、どの地域には足を踏み入れない方がいいとか、現地では単独行動を慎み必ず複数で移動するとか、熱心に情報交換をしていました。
同好の士のコミュニティは、とても大切でありがたい存在であろうと感じました。
「ソーシャルおじさんズ セミナー」を思い出した
今回のサポーター・コミュニティの報道を見て、昨年の春から夏にかけて、「ソーシャルおじさんズ」リーダーの徳本昌大さんが主催するセミナーに数回参加し、その中で、「コミュニティの大切さと育て方」を学んだことを、思い出しました。
徳本さんは、SNSを駆使してさまざまな活動を活発に行い、書籍を何冊も出版しているソーシャルの達人です。
自身のブログを検索してみると、以下の記事でその内容をご紹介していました。
060 セミナー「SOCIAL OJISAN 徳本昌大の POWERFUL NIGHT」第2回で、リアルで繋がるコミュニティの大切さと育て方を学んできた!【ソーシャルおじさんへの道 (4) 】 | ITで第二の人生を切り拓く、シニア起業家ブログ
この中にある「コミュニティのための10箇条」が、その後、富田がコミュニティに関わる時のベース・指針になっていました。
今回、改めて見直してみて、記憶が薄れかけている部分もありましたので、リマインドのため今回改めてアップすることにします。今回は、前半の5箇条です。
「コミュニティのための10箇条」のまず前半5箇条
まず、1番目は継続したアウトプットの大事さです。
例えば、本についてブログに書こうとすると、アウトプットを前提にして読むので、ただ読むだけの時と違って自分の身になります。
例え、ほんの2ページでもいいので良いものを見つけて、それをブログに書く。そして、それに「いいね!」と言ってくれた人とコミュニティを作っていくように心掛けることです。
2番目は、アクションの速さです。
現在の技術進歩で、スマホやタブレットでリアルタイムなメッセージ交換やクイックアクションが可能になりました。
メッセージが届いたら、短文で構わないので即レスする。いい本を紹介されたら、すぐその場でAmazonで検索し注文する、という素早いアクションが大事。
また、人のブログを見て「面白い!」と思ったら「いいね!」ではなくてシェアしていくことが大事。その時のリアルタイムのメラメラ感が大事。
3番目は、自らの専門性を高めること。
そして、自分の持っているスペシャリティは惜しみなく提供すること。
「情けは人のためならず (情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い) 」である。
4番目は、仲間を見つける大切さです。
仲間を見つけるのは、ソーシャルメディアが有効。でも、Facebookだけでは狭すぎるので、様々なSNSの有効活用も必要。そして、必ず間を置かずにリアルに会い、話すことが大切です。
5番目は、「Give & Give」の精神を持つこと。
take は考えない。giveしかない。自分が提供できることを惜しみなく提供することで、相手に貢献することが大切。
ビジネスでもプライベートでも、コミュニティは大切
前半の5箇条を、改めてご紹介しましたが、これはビジネスでもプライベートでも大切なことだと思います。
このブログで何度かご紹介してきた、ビジネス書大賞2013受賞作の「WORK SHIFT」で提言されている、以下の3つのシフトにも通じると思います。
働き方を変える! 〈3つのシフト〉
●ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
●孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
●大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
また、「嫌われる勇気」にある、他者と自分の立ち位置に関する記述とも通じます。
他者と自分の優劣を常に意識し、その比較において生き方を選択するのであれば、それは他者を競争相手として捉えるということ。そうではなく、他者も自分も平らな大地を前に向いて進んでいる対等の存在と捉える。他者が自分より前方を進んでいようと、後方を進んでいようと、それを気にする必要はないのだ。
大切なことは、自分が前を向いて着実に進んでいること。立ち止まったり、逆戻りすることなく、着実に前に進んでいれば良い。他者と自分はあくまで「異なっているが対等の存在」なのだ。それができれば、他者は「競争相手」ではなく「仲間」になる。
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さて、今日はここまでにしますね。後編は、また明日。
ではまた!
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(2014.6.2記)