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さて、今日目に留まった故事ことわざは、「対岸の火事」です。
「対岸の火事」とは?
向こう岸で起きている火事は、こちらの岸まで燃える心配がないことから、自分には何の関係もないので、痛くも痒くもないという意味です。
そんな「対岸の火事」を見ることを「高みの見物」といいいます。高みの見物とは、利害の関係ないところから、傍観することの例えですね。
また「昨日は人の身、今日は我が身」という言葉があります。昨日他人に降りかかった災難が、今日は自分の身に降りかかってくるかもしれないのだから、他人事だと思ってはいけないという戒めです。
「未災地」が、いつ「被災地」になるか分からない
今年も、異常気象のせいで、九州北部を中心に豪雨被害が発生しました。過去に類を見ない豪雨により、甚大な被害となったのです。
大地震もそうですが、こうした被害に見舞われるのは、限られたごく一部の地域だけとたかをくくり、「対岸の火事」とばかりに「高みの見物」を決め込むことは軽率でしょう。
いつ聞いたか忘れましたが、まだ被災地になっていな地域も、ただ災害が起きていない「未災地」に過ぎず、いつ「被災地」になるか分からない、という指摘がありました。
いつ起きるか分からない首都直下型地震も、一旦起きたとしたら、想定される被害だけでもその甚大さにゾッとします。
もう心掛けは「常在戦場」とし、その日に備えて準備を怠らず、その日が来たら冷静沈着に行動することしかないと思います。
そして、その日が来るまで過ごすことができる「何気ない日常」を大切にしたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.7.20記)