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さて、今日の格言は、「我思う、故に我在り」です。
「我 (われ) 思う、故 (ゆえ) に我在り (われあり) 」とは?
あらゆる存在は疑うことができるが、そう考えている自己の存在だけは疑うことができないという意味です。
フランスの哲学者・デカルトの『方法序説』にある「私は考える。だから私は存在する」という意味の言葉から、こう表現されるようになったそうです。
「我」の存在は疑いようもないが、その存在価値は如何に?
自分自身のことを哲学者と思ったことは一度もありません。そもそも哲学者とは、どんな人を指すのでしょうか?
ちょっと調べてみると、どうやら「さまざまな学問領域を網羅して、人としての立場から発言することが哲学者の役割であり、哲学は、科学を束ね総合する立場に位置している学問」のようです。
さまざまな学問領域とは、政治学・経済学・倫理学・科学・化学・物理学…etc,etc それこそ広範囲に及びます。
そして、個々の学問では、答えられない「生と死」の問題や、「生甲斐」「愛について」「幸福とは何か」「美とは何か」などが対象分野となっています。
また人類は、ブッダはもとより、アリストテレスから中庸の大切さを学び、セネカから人生の時間の使い方を学び、カントから世界平和の方法を学び国際連合の草案を受け取り、キルケゴールから絶望からの脱出方法を学んだ、と言われています。
というわけで、「我」という存在価値について、思索を巡らせてみようと思う朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.9.6記)