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さて、「今日の一言メモ」第105回です。
「Less is More」の精神
最近「Less is More」という言葉に、たまたま数回接する機会がありました。
これは、ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。彼は、ル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライトと並ぶ、近代建築の三大巨匠の一人です。
もちろん「Less is more」は建築について語られた言葉ですが、「より少ないことは、より豊かなことだ」というキーワードは、そのまま現在の世の中が求めているものではないでしょうか。
世界の国々の「幸福度ランキング」が発表されていますが、そのランキングで上位を独占しているのは北欧の国々で、日本は常に下位です。
それは、アメリカ的な物質至上主義が幸福感に繋がらなくなったからではないか、と言われています
物質至上主義とは、言い換えるならば、車や家をはじめモノや場所など、さまざまな制約に縛られて生きることでもあります。
そうした制約から解放され、自由に生きることを指す「Less is more」の精神は、人生を楽しむために、とても重要なことでしょう。
そういえば、本多直之氏の著作に「LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。」があり、以前読んだことがあります。とても示唆に富んだ内容でした。
身軽に生きて、一生を終える
身近に親族の死を経験して、命の尊厳や生き方を考える機会を持ちました。
そして、人間死ぬ時は一人であり、死んだ後の世界に現世のものを持っていくことはできないのだ、という厳然とした事実に改めて気付かされました。
遺族に幾ばくかの遺産を残す以外は、故人と関わった人たちに良き思い出を持っていて貰うことが大事でしょう。
そういった意味では、物質的な身の回りの品は極力少なくして、精神的な豊かさを育み、一生を終えたいと思います。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2019.5.11記)